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前の家の話

ハァイ。今日はふと思い出したというか、気づいたので前の家で経験した不思議な話を書くよ。
オチもなく、原因もわからないけどとりあえず読んでみてね。

神戸に引っ越す前、沖縄の家は新築アパートの1階で玄関のすぐそばに寝室(として使うだろうと予測されそうな部屋)があった。
当時私は犬も飼っていて、異変があると犬が吠えるのですぐわかったし防犯的にも安心していた。
犬は小型犬であってもマジで凄まれると怖いと思う。頼りになる。

幸いにも変な人や事件は起きなかったんだけど、そういう物質的なものじゃないこと、精神的な、あえていえばオカルト的な面で今思えばなにかおかしかったんじゃないかということがある。

寝室で寝ているときの異変が一番大きなおかしなことだった。
前述した通り寝室は玄関の直ぐ側で、玄関からあがって数歩進み、曲がればすぐ寝室がある。多分6畳間ぐらいの洋室で高窓がある。
犬はリビングでだけ過ごすようにさせていて、寝室にはいれてなかった。めちゃくちゃ毛が抜けて大変だったからね。
昼寝のときも寝室で寝ていて、そこそこ快適に寝れるような静かな空間だった。
いつからか覚えていないけど、そこで昼寝をするようになってから頻繁に見る夢のようなものがあった。
自分がそのまま寝室で寝ていて、目を開けていないだけでそろそろ起きないとなと思っている夢(多分)
そしたら玄関から男性が入ってきてすぐに寝室に入ってきて、私が寝ているベッドに腰掛ける、というものだった。
玄関の開く音もしないし、犬も吠えないし、そしてなぜ男性だと思ったのかも全部わからないけれど、とにかく『知らない男性が玄関から入ってきて寝室で私のそばに腰掛ける』という夢のような現実のようなものが何回もあった。
頬を撫でられたこともある。起きたときに感触が残っていた。
金縛りとかはなくて、ただ目を開けてはいけない気がしてされるがままになっていた。

でも怖いっちゃ怖いけど、すごく怖いわけでもなくて放置していた。
同居していた家族はそんなことはなかったらしい。
ただ「あの寝室ちょっと嫌なときあるね」とは言っていた。

関係あるかどうかわからないけれど、某有名アーティストの真っ赤な顔のアップのポスターを玄関に飾っていた。結構きつめである。
来る人みんなから不評で、かつお世話になっているユタ(シャーマンみたいなものだと思えばいい)からも外したほうがいいと言われていた。
でもなぜか外さず、結局家を出るまで5年そのままで、おそらく今もそのままだろう。(まだ人が住んでるので)

その家での不可解な体験は他にもあって、今思えばなんだったんだろうというものが多い。

うちの犬は玄関のチャイムや玄関越しの人の声にめちゃ吠えていた。
またまた寝室の話に戻るのだけど、朝方玄関チャイムの音でびっくりして目が覚めることがよくあった。
でも冷静に考えると犬は吠えてないし、隣で寝てる家族も起きてない。
なにより朝4時に来る業者なんていない。
これはちょっとビビった。幻聴だよね多分。
でも最後の方は「(名字)さーん」という男性の声まで聞こえたから本当に笑えない。そして犬は吠えない。

これはあるあるかもしれないが、犬が空中にむかって吠えたり、急に逃げたりすることもあった。勘弁してくれって感じだよね、今思えば。
当時はなんか小さい虫かなんかだと思っていたけど、うちの犬は目があまりよくないので多分見えないだろうし逃げ方が知らない人が近寄ってきたときに似ていたなと思う。

曰く付きの家でもないし、なにか人間関係でトラブルがあったわけでもなくそういう異変を感じながら5年過ごした。

今の家に引っ越してきてふと、そういえば玄関から男の人が入ってくる夢を見なくなったなと思ったので書いてみた。

ここからは余談だし、怖い話に分類されると思うので苦手な人は読まないほうがいいかもしれない。


まだその夢を意識していなかった頃の話。多分もうそろそろ家を出るぐらいのタイミングだったと思う。
お世話になっているユタと世間話をしていて、なぜか急に、目をつぶって自分の家を想像の中で歩き回ってみろといわれた。
家の中を歩いたところ玄関に男性がいるような気がした。
ただモヤモヤとしていて、霧の中で見ているような感覚だった。
ユタ曰く「その場所に人がいたら、それは本当にいるということ」らしい。
つまり我が家にはいたということになる。まじかよ。
それからすぐ家をでたので、本当なのかどうかわからないけれど。

そんな感じ。

おわり。

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