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僕が飲食店で働く理由

僕が飲食店で働く理由はズバリ!!
「好きだから」これが一番の理由です!!

初めまして、私は現在33歳飲食店の店長です。
今回こういった記事を書くのも初めてです。
Twitterを始めて同じ飲食店で働く仲間達から、
もっと飲食店・外食産業の価値を発信していきませんか?
とお声を頂いたからです。
自分一人で発信していくより、より多くの仲間と飲食業界を盛り上げたいと思い、こういった記事を書かせて頂いております。
まだまだ未熟者ですが飲食業界で働きたい方が増えればという思いで書いています。

●僕が「食」や「料理」に興味をもったきっかけ

僕は4歳ぐらいから元料理人だった祖母の影響を受けて、
料理や食に興味を持ちました。
祖母は4歳の私に本物の包丁を使って、持ち方や切り方を教えてくれました。家の台所で手はこう使わないと危ない、右手の持ち方はこうなどなど。厳しく教えてもらいましたが、僕はワクワクしていた事を覚えています。
自分で何かを作ることにワクワクしていたんだと思います。
また祖母は決まって週末はカウンターで板前さんがいるお店に連れて行ってくれました。
僕は決まってカウンター越しに立ち、板前さんが捌く魚や盛りつけ方を食入るように見ていました。
祖母はそんな僕を見るのが楽しかったのかな?
なので4歳から料理の味にはうるさかったようです。
お店のポン酢がちょっと変わるとわかるぐらい味には敏感でした!
これが僕が食や料理に興味を持った原体験だなと今振り返ると感じます。

●僕の小・中・高

そんな僕は小学校・中学校・高校は熱血サッカー馬鹿でした!!
ひたすらサッカーをやっていました。
サッカーでプロになることだけを目指して取り組んでいました。
だが高校で打ち崩されプロは諦めました。。。。

そんな僕はなんとなく大学に行くことを決めました、
理由は特になく何かを学びたいとかでもなく、
高校を卒業してすぐ就職という考えがなかったからです。
サッカーしかしていない僕が大学に行くのは至難でした、なんとか必死で勉強して京都産業大学で4年という考える時間を作った感じです。
大学にいくまではアルバイト経験0、社会経験0、ただのサッカー馬鹿でした。そんな時母から言われた言葉

「あなたはサッカーしかしていないか何も社会の事を知らんやろ!!」

この言葉を受けて私は反抗しました!
だったらなんでもやってやる!!
だから大学の入学金以外の授業料や交通費、その他大学に掛かる費用はすべて自分で出すと決めました。
結果、奨学金やアルバイトで稼いだお金で、大学4年間自分で稼いだお金だけでやりくりました。この経験は私の中では一つの誇りです。
そんな4年間で私が飲食に関わるきっかけが出来ました。
それはのちに私が飲食店に興味を持ち、働きたいと思わせてくれた某有名おでん屋でした。

僕が飲食店で働きたいと思わせてくれたお店

大学で仲良くなった友達からある時、
ヒロキ!俺のバイト先で一緒に働けへん?
僕は今までバイト経験なし(ただのサッカー馬鹿だったから)
アルバイト先は探していた、しかも飲食店を探していた。
そんな彼が誘ってくれたのが、その時は何も知らなかったが、
大阪で超絶流行ってるおでん屋だった。
その当時、おでんなんてぐらいの気持ちだった。
しかし、初めて働いた日ビビリまくった!!!!!
長蛇が絶えないお客様の列。
実際まかないで、初めて店のおでんを食べた時の感動は今でも忘れない!!
そりゃ並ぶのもわかりましたぐらい美味しかった。

その当時初めてアルバイトをした僕はもちろん
・仕事できない
・忙しすぎてついて行けない
・要領悪い
・でも負けず嫌いで周りから懸念される
・さらに自信過剰

いわいる最悪の奴でした、、、
そんな僕だから、人一倍仕事に熱中した!
唯一の理解者は僕を誘ってくれた友人だった。

「ヒロキは絶対出来ると思うから誘ったで!」

だからひたすら仕事を覚えて先輩達のやり方や要領を盗みまくりました。
大学に行ってる時も友人と仕事の話や値段の覚え方、提供の仕方の工夫、お店をどうやったらみんな楽しく働けるかなどをディスカッションするぐらい、夢中でアルバイトなのに取り組んでいました。

今となってなぜそこまで夢中になれたのか?と振り返ると。

やはりそこのお店で

「働くのが好き・楽しい・自分が成長してる」
と感じていたからだと思う。

さらに常にお客様から
君たち凄いね!!
大学生?アルバイト?こんだけ忙しいのにめちゃめちゃテキパキ働いて尊敬する。君たちみたいな子がいるからこんだけ流行るんやね!
ほんと美味しいおでんありがとう!!

こういった言葉をたくさん頂いた!
僕はこな経験から飲食店は
「ありがとう」
この言葉が日々飛び交う場であると共に、自分に喜びを与え続けてくれる場所だと感じた!!

この経験が僕を飲食業界で働きたいと思わせてくれる#原体験 になった。

●飲食店の社員になるまでに経験したこと

そんな僕も大学卒業後はスーツを着て一度は仕事をしたかった。
だから1社だけ就職活動をして1社中1社で内定を頂いた。
ここに自分は就職すると決め、そこしか見ていなかった。
その会社こそ、@koheinishizaki さんが支社長だった会社だ。
新卒採用の採用支援会社。
奇跡的に5000人ぐらいのライバルから一番最初に内定頂き、
4年生の4月2日からインターンで働いた。
大学へは行かず朝8時ぐらいから深夜2時ぐらいまで働いた。いや働いたというより、いろいろ学ばせて頂いた!!
もちろん結果など全然出なかった。
欝になりかけるぐらい自信も失くした。
本当に貴重だった、僕の人生の中で一番の挫折を味わせて頂いた会社だった。今となってあの経験が感謝でしかない。

だがそのインターン中に営業に行った会社
そこの社長(当時26歳)に誘われ4月に入社したのはユニークという会社。
税理士を企業に紹介するコーディネーターとして働いた。 ここでの経験も凄かった!!
若干23歳の僕が税理士と経営者の間に立って話を進める。
今考えると良くやっていたいなと思う。
もちろんめちゃめちゃ勉強した。立ち振る舞いや言葉使い。23歳と舐められないようにがむしゃらにやった。経営者の従業員には言えない悩み、こんなことを考えているのかなど、普通には情報として入ってこない情報をいろいろ聞くことが出来た。
さらに一人で東京で支社を立ち上げて、東京という舞台で仕事も出来た。そこで出会った人達も凄かった!!

飲食に行くまでにこの2社で仕事を出来た事が僕にとってすごく財産になっている。そして今でも何かあれば相談や影響を受けて繋がっているのが本当にうれしいことです。

●スーツは3年と決め、キッパリ飲食人へ

3年経ったときに社長に言った。
「辞めます」と

そしておでん屋に就職した!
当時店長は本当にびっくりしていた!

なんでどうしたんや?
僕がここで働きたいと思ったのでお願いします。
即答でOKだった。

そこからは本当にがむしゃらに働いた。
まず給料は下がった。ただ絶対上げざるおえない状況にすると決めていた。

「飲食は休みが少なく給料が低いという概念を変えるためにやった。」

結果普通のサラリーマンよりもおそらく高い給料になったし。お店の売上もお客様の数も年々増えていった!!やればそれだけ返してくれるお店だった、そんな中で働いていて、

「自分のやりがいや発想を形に出来る、輝ける場所がやはり飲食だったスーツを来ていた時よりも輝いてる自分を自分で感じた!!」 

だから

「僕は飲食店で働く!!まだまだ可能性がある業界、自分次第でなんとでも出来る業界!!これほど自分を輝かせることができるのは結果、
一番初めに僕に食を料理を楽しい事だと教えてくれた祖母のお陰。
今はもうこの世にはいないけど、いつも見てくれているはず、そして喜んでくれているはず!!
言い換えれば祖母を喜ばせるため飲食で働いているといってもいいのかな?おばぁちゃん本当にありがとうございます!!」

一般的に飲食業界は待遇や労働状況がきついと言われる。

僕はそんなことはないのでは?と思っている。
それ以上にやりがいが勝ってしまうからかもしれない。

常に自分がやっている仕事に対してダイレクトに評価を頂ける。

**美味しかったよ
ありがとう
また来るよ
**

この積み重ねが飲食の醍醐味!
だから日々
思考・実行・改善を繰り返す。

この仕事にゴールというものはない、
だからいつまででも追い求めて行くことができる!

そんな気持ちを持って飲食店で働く人達を増やしていきたいと思います。

最後までありがとうございます。

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