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BOOK📚読書ノート②

「夜明けのすべて」
先日、映画を見たので、原作を読みました。

(本は娘から借りました。でも、私が先に読むことになるとは・・・。)

瀬尾まいこ「夜明けのすべて」

PMS(月経前症候群)で感情を抑えられない美紗。
パニック障害になり生きがいも気力も失った山添。

友達でも恋人でもないけれど、互いの事情と孤独を知り同志のような気持ちが芽生えた二人は、自分にできることは少なくとも、相手のことは助けられるかもしれないと思うようになり、少しずつ希望を見出していくーー。


私の感想(覚書き)

PMSの藤沢(美沙)さん
パニック障害の山添くん
この二人の物語です。

藤沢さんは、月に一度、PMS発作が起きて怒りっぽくなります。
でも、会社の同僚に助けられ、仕事も きちんと こなしています。

「藤沢さんが怒って、その翌日お菓子がもらえるのは、恒例のお楽しみ」
これは社長さんの言葉です。
理解ある素敵な職場で働いています。

**

山添くんは病気になってからは、
「何を食べてもおいしくないし、何を見てもおもしろくない」
日々のやる気も失っています。
でも、藤沢さんと関わったことで、考え方が変わっていきます。

「美容院に行かれないならば、家で髪は切ればいいし、
 映画館に入れないなら、家でポップコーンを食べながら見ればいい。
 電車が無理でも自転車がある。
 その方がずっと楽しいこともある」

人生を前向きに捉えるようになりました。

***

今後、この二人の関係がどうなるのか。
友達のままなのかもしれないし、
もしかしたら恋人になるのかもしれない。
どちらにしても明るい未来が見える、素敵なラストでした。

(映画よりも、本のラストシーンの方が好きです)


映画の感想も書きました。



*追記*

❤️ありがとうございました❤️


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