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泳げないのに飛び込む39歳、厄年

2023/6/17

この日は朝からオオヒラ君と共に行動。
街で有名なスポットへと向かう。

途中、休憩を挟みながらレンタサイクルで走ること数十分。


目的地に到着。


ブルーラグーンだ

色はブルーというよりエメラルドグリーン
水深は約4.5mあるらしい

後にここで惨事を引き起こす事になる…

奥にタム・プーカムという洞窟があるようなので、まずはそこを探索する事に。

と、なるのだが、その入口に辿り着くまでがなかなか険しい…。
苔で滑る急な石階段を、竹で作られた手すりに掴まりながら登る。

他の観光客もバテバテだ。
「まだ先なの?まだ遠いの?」
という声が聞こえる。

同感だ、気持ちはよくわかる
だが、そう思う時は大抵



まだまだ先なのである

ゼェゼェと息を切らし
入口に到着


中は比較的涼しいが
昨日のタムチャン洞窟と違い
観光整備されておらず
難易度が高い
洞窟の序盤に登場する仏陀
観光客は皆、ここで引き返す
関わってくださる皆様と自身の健康を祈る
その後、奥へ進むと
辺りは私とオオヒラ君だけに
最早、気軽に行ける場所ではない
足元は崖だらけ
落ちたらまず助からないのは一目瞭然だ
その中を防具もロープも持たず
スマホのライトだけを頼りに、更に奥深くへ
洞窟内は完全に遮光され
時折コウモリと思わしき動物の声が
キィキィと鳴り響く
Blue Lagoon Cave
最深部へ到達
他には誰もいない
達成感を共有し、記念撮影
しかし勿論、帰りも油断は禁物だ
外界の光
安心感と共に
童心に帰る事の素晴らしさ
それを改めて実感する






マサさんは飛び込まないんですか?


あのエメラルドグリーンの池だ。
無事に洞窟から帰還した私達は再びブルーラグーンへと戻り、オオヒラ君はそこにダイブするのだという。

私はそういった経験が無く、加えて高所恐怖症なので、彼の荷物を預かりつつ見守る事にした。

高台から飛び込むオオヒラ君
他の場所からも何度となくダイブしていた



楽しそうだなぁ






…………








俺もやってみるかな…



一歩間違えたら死んでもおかしくない危険な洞窟を探検してきた事で、テンションがおかしくなっていたのだろう。



飛べそうな気になってしまったのである




恐怖で膝が震えながらのダイブ



しかし本当に恐ろしいのはこの後だった





自分でも驚く程




全く泳げなかったのである



大衆の面前で溺れる私
いくら手足をバタつかせても全く前に進めない
投げ入れられたタイヤチューブに捕まり
必死に岸へと戻る
本来はライフジャケットを着用するルールらしい
助けてくれたスタッフの目は静かに怒っていた


何はともあれ、無事に生還。

しかし、まだ一日は終わらない。

オオヒラ君と2人で再び自転車を漕ぎ、今度はトレッキングのスポットへ。

どこまで続くのか
いつまで続くのか
全く分からない山道を
汗だくになりながら
岩に手をかけ、ひたすらよじ登る



絶対に1人では頂上まで行けなかった


疲れて途中で引き返していただろう



もう足パンッパン



しかし、何とか登頂した先に見えた景色は
今までの疲労が吹き飛ぶ
見事な眺望だった

中年の私の体力を何度も気遣ってくれたオオヒラ君


下山途中、蛇に遭遇し転ぶ場面もあったが、ここも何とか無事に目標達成。

約12kmの道のりを自転車で戻り、ヘトヘトな状態で立ち寄った店のサンドウィッチが本当に美味しかった。

具はソーセージにトマト、レタス
これにマンゴースムージーが付いて
30,000kip(約240円)
日本だと1000円は確実に超えるクオリティ



サイクリング
洞窟探検
水中ダイブ
トレッキング


体力と時間をフル活用し
貴重な経験を得られる素晴らしい一日


2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。