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アルバニア入国

2024/2/24〜2024/2/25

北マケドニア6日目、最終日。
この日21:00発のバスで首都スコピエを発ち、次はアルバニア共和国に向かう。


スコピエ バスターミナル
到着予定時刻は早朝4:00
バスの中で寝て1泊分の宿泊費を浮かす
出発


深夜2:00。
肩をトントンと叩かれ、目を覚ますと知らない女性が立っていた。
どうやら国境に着いたようだ。

パスポートを出してくださいと言われ、寝惚け眼でバッグをガサゴソさせていると、私は後回しにされ、その女性は他の乗客の所へ。そして、そのままバスを降りようとしている。

「すみません、私のパスポートは…?」


睡眠薬
酔い止めの副作用で意識が朦朧とし、声もロクに出ない私を素通りしていく女性。
隣の乗客が引き止めてくれたおかげで無事に渡せたが『あぁ、忘れてた』とでも言わんばかりの様子だ。


えっ、これって

もし渡せなかったら不法入国扱い?



こんな事で犯罪者にされたらたまったものではない。
背筋がゾッと冷たくなった。

しかし、そのくらい審査が緩いのだ。
いや審査も何も、乗客は皆バスの中でパスポートを係員に渡し、まとめて出入国の手続きを済ませてくれるので、本人確認すら無い。
仮に他人のパスポートを出しても通過できそうだ。
おまけに入国スタンプは押されていなかった。訊くと、それで問題無いらしい。



何はともあれ
予定時刻ぴったりにティラナへ

数時間遅れるのもおかしいが
1分もズレる事なく到着するのも不思議だ
素晴らしい

日本でさえ長距離バスだとそうはいかないだろう


さて、バスターミナルから市内へは遠く、まだ始発も出ていない。
幸い、無料の゙トイレとベンチがあったので、2時間ほど待って市バスに乗り、中心部へ。


早朝から開いているベーカリーで時間を潰す

1人でデザート注文するなんて
この旅始めて以来、初じゃないだろうか…

夜行バスで疲れた体にタルトの甘さが染みる…
100LEK(約157円)
長居で気まずくなったので
カフェへ移動

Wi-Fiも有り、しかも爆速
長居しても問題なさそうだ
アメリカーノを頼んだのだが
濃厚でコクがあり、とても美味しい

80LEK(約125円)
安いな…!


時刻10:30。
チェックインは14:00〜だったが、宿に一旦荷物を置かせてもらい、ベッドの準備が出来るまで街歩きする。

早速、謎の物体
国立歴史博物館
ジャーミア・エトヘム・ベウト

無神論国家を唱えた
アルバニア社会主義人民共和国の時代

このモスクは1度閉鎖されたが
1万人の人々が政府の許可を得ず復興

その事に警察は介入せず
アルバニアに於ける信教の自由の復活の礎となった

今では半数以上がムスリムとされているが
酒を飲んだり
露出(体のラインが見える服)にも寛容らしい
ヒジャブの着用もあまり見られない


イエス復活大聖堂
通称ティラナ正教会
アルバニア独立記念碑
ティラナ城の周辺

城といっても外壁が一部残っているだけだったが…
Bunk'Art 2

実物のトーチカ(銃を装備した防空壕)を使った
ミュージアム


これらがスカンデルべグ広場という最大の名所周辺にあるのだが、そこを含め、約2時間でこの街の要所は大体押さえてしまった。

スカンデルべグ広場

観光地でもあり、市民の憩いの場だ





さぁ、これからどうするかな…



とりあえず宿へ

100g 36LEK(約56円)のオリーブ
共用キッチンに置いてあったオレンジ
アルバニア産ビール 99LEK(約155円)


まぁまぁ、のんびりいこう


2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。