シーク教の真髄
2023/10/15(後半)
黄金寺院を見学後、その敷地内にあるGuru Ka Langerへ。
ここは24時間、しかも無料で食事が提供される食堂。
更になんと、その調理から配膳、洗い物に至るまで、全てシーク教徒が無償で行っているという。
もちろん私の様な外国人や他宗教の方も利用可能。
シーク教の奉仕精神には驚かされる。
有り難く頂き、次はGuru Ramdas Niwasへ。
ここも黄金寺院に併設された所謂“巡礼宿”。
中にはトイレ、シャワーが別々に設置され、専用ロッカーもある。
これらも全て無料。
シーク教さん
ちょっとやり過ぎじゃないかい?
実は此処アムリトサル、そしてシーク教については以前、マレーシアのペナンで出会ったアキ君から聞いていた。
まさに彼の話す通りだった。
本当に何から何まで寛容な宗教で、信者の方も親切で優しい。
これで成り立つ世界があるのか…と。
新しい、いや想像しながらも目を背けていた
理想郷を垣間見た気がした。
その後、黄金寺院から少し離れたジャリヤーンワーラー庭園へ。
1919年、シーク教徒をはじめとするインド人がイギリスの植民地支配に非武装で反対。
それに対しイギリス将校が警告無しに無差別の銃撃を命令し、結果1650人もの死傷者が出てしまった。
ここはその悲劇の地なのだ。
一通り庭園を周ると、そろそろ陽が沈みかけてきた。
そして再び、昼間のリベンジにと黄金寺院へ向かう。
コレだ…!
この神聖な雰囲気…!
四角に囲われた池の中に燦然と輝く本殿。
そこに深く頭を下げ、一心且つ穏やかに見つめる人々。
その中にはターバンを巻いた信者のみならず、他宗教の者も。
寛容で懐の深い、シーク教の真髄を見た気がする。
夜にもう一度来て正解だった。
と同時に、昼間との違いがわかったので尚良し。
結果的に全て上手く回収できたので
満足な1日
2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。