繋がり
2024/2/3
ルーマニア、ブカレスト5日目。
時刻12:00。
「I never thought see you here again today!」 「I'm so glad!」
昨日深夜の呼び掛けにも関わらず、マリウスさんは駆けつけてくれた。
本当に嬉しく、有り難い。
再会の挨拶もそこそこに、私とマリウスさんはブカレストの名所、凱旋門へ向かう。
バスを降りてすぐに凱旋門へ到着。
その後、近くのルーマニア民俗学博物館へ。
ここはルーマニア人の昔の生活を表した建物が100以上展示されている。
2時間ほど歩き、私達は地下鉄でブカレスト中心部へ。
「今ここに有るほとんどの建物は、当時のものだよ」
「だけど、昔は今ほどお店は無かったね」
マリウスさんが私に教えてくれた。
彼は私よりも10歳年上。なので社会主義国時代もルーマニア革命も知っている。
そのうえで、私は単刀直入に尋ねた。
「…今の方が良いですか?」
「…うん、そうだね」
私はそれ以上問う事はなかった。
時刻18:00過ぎ。
マリウスさんに御礼と、明日また会う約束をして今日は解散。
宿の共用スペースで一休みしていると、他のゲスト達が集まってきた。
ウクライナ人の夫婦、ルーマニア在住のチリ人男性とイタリア人女性、そして日本人の姿も。
トシキ君という彼はヨーロッパ各国に滞在し、バレーボールの日本代表選手などにインタビューをして記事にする仕事をしているそうだ。
その場は次第に盛り上がり、夜の街へ繰り出そうという流れに。
盛り上がり冷めやらぬブカレスト旧市街
私は宿に戻る
この日一緒に遊んだ彼らとも
またいつか
どこかで再会できるかもしれない
今日の私とマリウスさんのように
どこに行っても仲良くなれる人と出会える
有り難い事だ
そんな事を考えながら
部屋のベッドに潜り込んだ
2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。