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繋がり

2024/2/3

ルーマニア、ブカレスト5日目。
時刻12:00。

「I never thought see you here again today!」  「I'm so glad!」

昨日深夜の呼び掛けにも関わらず、マリウスさんは駆けつけてくれた。
本当に嬉しく、有り難い。

昨年6月
ラオス・ヴァンヴィエンの宿にて

一番手前左の髭面が私
その後ろにマリウスさん
私の隣にいるのは共にラオスを旅したオオヒラ君

ちなみに、この日ご馳走になった肉は
「鳥みたいなものだよ」
と聞いていたが
後にそれがワニの肉だったと知る

懐かしい思い出だ


再会の挨拶もそこそこに、私とマリウスさんはブカレストの名所、凱旋門へ向かう。

バスに乗って
首都最大の駅
ブカレスト・ノース



バスを降りてすぐに凱旋門へ到着。

ロータリーの真ん中に位置する
凱旋門

昨日と打って変わり
青空の下
誇らしげに鎮座している


その後、近くのルーマニア民俗学博物館へ。
ここはルーマニア人の昔の生活を表した建物が100以上展示されている。

入口


教会
住居

中の様子を見てマリウスさんが
「私の祖父母はこういう家に住んでいた」
と懐かし気に言っていたのが印象的だった
ここは結婚式やパーティなどをする建物らしい


実物だと聞いたが
博物館にあるので写真を撮っても大丈夫だろう…
井戸を発見
昔の日本との共通点に興味が湧く
高床式に建てられた住居

タイでもよく見たそれは雨や暑さ対策で
下は家畜を放す為だったが

こちらの一階は食べ物の貯蓄用みたいだ



そのまま公園へ移動
King Michael I" Park
日本庭園

生憎、今は木々が枯れてしまっていたが
ルーマニアにこんな所があるとは…

マリウスさん曰く
「ビジネスの為」
との事だが、ルーマニア人にとって
日本は需要があるのだろうか
このセンスは日本にはないものだ


2時間ほど歩き、私達は地下鉄でブカレスト中心部へ。


議事堂宮殿

昨日の曇り空と今日では印象がまるで違う
街の教会

それぞれ全くデザインが違う
やはり天気は大事

「今ここに有るほとんどの建物は、当時のものだよ」
「だけど、昔は今ほどお店は無かったね」
マリウスさんが私に教えてくれた。

彼は私よりも10歳年上。なので社会主義国時代もルーマニア革命も知っている。

そのうえで、私は単刀直入に尋ねた。



「…今の方が良いですか?」



「…うん、そうだね」


私はそれ以上問う事はなかった。


街のベーカリーのピザ

「君はゲストだから」
とマリウスさんが奢ってくれた
博物館の入場料も同様だ

本当に有り難い…!


街には至る所に教会が
荘厳な音楽が静かに鳴り響く


時刻18:00過ぎ。
マリウスさんに御礼と、明日また会う約束をして今日は解散。

バスで宿まで戻る


宿の共用スペースで一休みしていると、他のゲスト達が集まってきた。
ウクライナ人の夫婦、ルーマニア在住のチリ人男性とイタリア人女性、そして日本人の姿も。
トシキ君という彼はヨーロッパ各国に滞在し、バレーボールの日本代表選手などにインタビューをして記事にする仕事をしているそうだ。


その場は次第に盛り上がり、夜の街へ繰り出そうという流れに。

私は翌日もマリウスさんと会う約束があるので
少しだけ参加
ブカレスト旧市街

おそらく唯一の歓楽街であろうこのエリアには
週末という事もあり
沢山の人達で賑わっていた
ロックバー
クラブ

入場セキュリティも無く
音楽を楽しむだけなら無料で居られてしまう


同宿のメンバーと記念撮影



盛り上がり冷めやらぬブカレスト旧市街
私は宿に戻る


この日一緒に遊んだ彼らとも
またいつか
どこかで再会できるかもしれない

今日の私とマリウスさんのように

どこに行っても仲良くなれる人と出会える
有り難い事だ


そんな事を考えながら
部屋のベッドに潜り込んだ


2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。