【新装開店】ネット音楽レーベル「Urbnocturne(アーヴノクターン)」のご紹介

はじめまして。2024年春にローンチ予定の音楽ネットレーベル「Urbnocturne(アーヴノクターン)」のファウンダーを務めるThirsy Girlと申します。

本記事では、弊レーベルのご紹介やデモ音源募集についてご案内いたします。

Urbnocturneとは?

2024年4月にローンチ予定のネット音楽レーベルです。
現在XやSoundCloud、vvaveなどの各種SNSで試運転中であり、諸々テストを行っています。

弊レーベルは元々、日本のLoFi Hip Hopレーベル「Japanolofi Records」のボーカル部門として設立されました。

ぜひこちらのアカウントをご確認ください。
X:https://twitter.com/Japanolofi_R
Instagram:https://www.instagram.com/japanolofi_records/

いずれのレーベルも私、Thirsty Girlが設立したものです。昨年は世界各国のアーティストとともに150曲以上をリリースしました。

現在はデモ審査などの主要業務をスタッフに任せており、自身はクリエイティブディレクションでレーベル運営に参加しています。

Urbnocturneは今年1月から少しだけリリースを行いました。しかし、あくまでもJapanolofi Recordsのボーカル部門、あるいはサブレーベルといった位置付けに過ぎません。

今年2月、メインレーベル運営方針変更により、Urbnocturneを独立したレーベルにすることを決めました。

元々は「ビートメイカーの遊び場」や「実験室」といったコンセプトがあり、普段LoFi系の楽曲を作るアーティストがシンガーやラッパーとコラボし、ボーカルソングを作ってリリースする……という流れを想定しました。

今回の独立にともない、コンセプトや運営体制を刷新。「ボーカルソング(いわゆる歌モノ)」であれば、取り扱いジャンルに制限は設けません。
ロックやバラード、EDMなど、多岐にわたる音楽のリリース&販売を行います。

Urbnocturneの特徴とできること

1.海外志向

Japanolofi Recordsのボーカル部門であったことから、同レーベルで関わりのある国内外のアーティストが今後参加予定です。

日本を拠点としながら、基本的には海外志向のインターネット音楽レーベルになると思います。

実際、先日リリースした「my love」という楽曲は、インドネシアのジャズピアニストであるRhesa Siregarと日本人の女性シンガー/ラッパーであるkomiya hairuのコラボソングです。

また、一番最初にリリースした「Satellite」は、英国在住の日本人シンガーであるEqsiaと、日本人プロデューサーのWatasinoがコラボして作り上げました。

また、レーベルリリース3曲目の「E finisce così」は、イタリアのシンガーであるChiaryxeと日本人トランペッターのkonbによる作品。

このように、レーベルリリースは国境を越えたコラボレーション作品が中心であり、今後もワールドワイドに展開していく予定です。

独立したレーベルではあるものの、Japanolofi Recordsで培った運営ノウハウやコミュニティ、アーティストとの繋がりを積極的に活かしていく所存です。

2.アーティストサポート

以下、レーベルとしてアーティストの皆様にどのようなサポートを行うのか、簡単にまとめました。

  • 音楽ストリーミングサービスで楽曲を配信します

  • 各種SNSで楽曲を宣伝します

  • BandCampなどのサービスで楽曲を販売します

  • アートワークやPVなどのプロモーション素材を作成・提供します

  • 自社のプレイリストに楽曲を追加します

まず、私は米国の音楽ディストリビューションサービスである「DashGo」と個人契約を結んでいます。

これは日本でいうBigUp!やTune Core Japanにあたるサービスで、SpotifyやApple Musicなどの音楽ストリーミングサービスに楽曲を配信するために使います。

後述するデモ審査で採用した楽曲は、アーティストの同意のもと、DashGoを経由して各DPS(Spotifyなどのこと)に配信。手続きはすべてレーベル側が行います。

アーティストには、ロイヤリティの受け取り手続きのみ済ませてもらいます(PayPalで受け取ります)

また、ストリーミング配信には「アートワーク」と呼ばれる3000×3000サイズの画像が必要です。これについてもレーベルのチーフデザイナーであるユースケや、協力関係にあるイラストレーターが用意します。

アートワークについては、アーティストの持ち込みも当然可能です。

さらにBandCampで楽曲を販売します。当レーベルはコアな音楽ファンをターゲットにしているため、ここでの販売およびプロモーションには力を入れるつもりです。

アーティスト活動では、PVなどのプロモーション素材が不可欠です。

レーベルでは以下のようなショートPVを作成し、アーティストに配布します。

それに加え、自社保有のSpotifyやApple Musicのプレイリストにリリース曲を追加するなど、自分たちにできる範囲でプロモーションを実施します。

3.Apple Musicでのプッシュ

Urbnocturneはストリーミング配信こそするものの、その優先度をあえて低くしています。基本的にはBandCampやSoundCloudなど、コアな音楽ファンがいるプラットフォームでの展開に注力する予定です。

ただ、私たちが利用するディストリビューターであるDashGoは、Apple Musicの強力なプレイリストを保有しています。

彼らはDashGoを介して配信された楽曲のみ、自社保有のプレイリストに入れ、アーティストをサポートしています。

プレイリストの中には、Apple Musicのエディトリアル(公式プレイリスト)に匹敵するほど再生されるものも少なくありません。

レーベルとしてストリーミングのプッシュは難しいですが、代わりにDashGoをサポートしてくれる点は、大きな強みだと考えます。

Urbnocturneのデモ・サブミッションについて(リリース審査)

一般的にデモとは、「未公開状態の完パケされた音源」をいいます。

アレンジはもちろん、ミックス&マスタリングまで済ませ、完成した音源。その上で、SNSなどに投稿していない音源を「デモ」と定義します。

Urbnocturneでは、世界中のアーティストからデモを募り、チーム内審査で合格にした音源をリリースする予定です。そして、こうしたデモ募集のことを「サブミッション(Submission)」と呼びます。

デモの提出先は、レーベルのLinkTreeにGoogleフォームのリンクがあります。以下をご確認ください。

デモの募集要項(提出条件)の詳細は、フォーム内に記載があります。

原則、採用曲については「提出日から2週間以内」にレーベルよりご連絡します。連絡がない場合、申し訳ありませんがリリースは見送りとなります。

もちろん、見送りになった曲は他のレーベルに送ったり、ご自身でセルフリリースしたり、SNSなどに投稿しても構いません。

提出自体に制限はありませんので、曲が完成したら積極的に送っていただけると嬉しいです。ぜひ聴かせてください!

Japanolofi Recordsのレーベルデモ・サブミッションもそうでしたが、私たちのもとには、国内外から多種多様な音源が届きます。昨年、サブミッション開始から2週間で100曲以上届いたこともありました。

どうしてもデモ審査には時間がかかるため、Urbnocturneにおいては2週間の審査期間を設けております。

また、本レーベルにおいては、リリース前にミックス&マスタリングをThirsty Girlが行います。

アーティストの皆様には、ステムデータをGoogleドライブなどで共有いただきます。もちろん音源のクオリティに問題がないと判断した場合、そのままリリースすることもあります。

これについてはケースバイケースだと思うので、そのときにご相談させてください。

よくある質問

Q.どんなジャンルのデモを受け付けますか?

A.ボーカルが主体の「歌モノ」であれば原則、ジャンルに制限はありません。ただし、Spliceなどのボーカルサンプルを載せたビート系の楽曲は対象外です。

Q.なぜミックスやマスタリングをレーベルがやるのですか?

A.楽曲クオリティの担保と底上げが理由です。エンジニアリングの担当はThirsty Girlで、私自身はプロでも何でもありません。単なるミックス好きおじさんです。

ただ、Japanolofi Recordsの運営において「曲はいいのにミックスが悪くてリリースできない」といったケースが数え切れないほどありました。そこで、Urbnocturneでは私がミックスおよびマスタリングし、レーベルとして納得できるクオリティにブラッシュアップしてからリリースします。

なお、デモ時点でクオリティがめちゃくちゃ高い場合、そのままリリースしたいと思います。2MIXは別途提出してもらうかもしれません。

Q.理想的なミックス&マスタリングのクオリティはどんな感じですか?

A.Urbnocturneでは、上記にSoundCloudのリンクがある「Satellite」をクオリティのリファレンス(参考、お手本)にします。

この曲のクオリティが基準です。

Q.ボカロPですが応募できますか?

A.もちろんです。ただし、VOCALOID(初音ミクなど)の歌唱データは一旦、仮歌であればOKとします。いわゆるボカロ曲を採用した場合、その後はレーベルと関わりのある国内外のシンガーをアサインしてレコーディング。人の声にしてからリリースしたいと考えています。

楽曲の配信自体は簡単なのですが、DashGoという特殊なディストリビューターを利用していること、音声ライブラリごとに規約・ガイドラインがあり遵守できる保証がないことから、現時点ではボカロ曲を直接リリースする予定はありません。

調べた限り、Synthesizer Vの音声ライブラリならリリースできるかもしれません。

Q.リリースすればすごく再生されますか?

A.すぐには難しいと思います!頑張りますが!

Q.なぜレーベルをやろうと思ったのですか?

理由は2つあります。1つは、素晴らしい作品を作り出しているのに埋もれているアーティストの発掘です。

もう1つは、個人で活動されているアーティストの作業負担軽減。これは結構大きいです。

現在、個人アーティストはあまりに「やること」が多すぎます。作曲はもちろん動画、配信するならアートワーク、配信手続き、SNS運用など……作曲がメインなのに、他の雑務が多すぎて時間を取れない方も多いはずです。

そこで、配信手続きやアートワーク制作、動画制作(簡易的なPV)などをレーベル側が担当します。ミュージシャンが作曲に集中できるようサポートするのが使命です。

無論、ガチのレコード会社みたいな、手厚いサポートは難しいです。アーティスト同士で協力したり、ときにはアーティストに手伝ってもらったりして、みんなで支え合いながら音楽活動をいていく……そんな「血の通ったレーベル運営」を心がけます。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました!

私たちスタッフ、そしてアーティストたちは皆、プロではありません。それぞれが仕事や家庭を持ち、多忙の間隙を縫いながら音楽活動をしています。

私自身も子育て中の身。仕事・家庭を両立させながら、無理なくレーベル運営を続けていくつもりです。

ボーカルレーベルは初めて運営するので、まだまだ手探りです。アーティストからご意見・ご提案をいただきつつ、「全員野球」でレーベル運営を行っていきます。

アーティスト活動をされている方、推しのアーティストがいらっしゃるリスナーの方はぜひ、Urbnocturneの周知・拡散・デモ音源の提出にご協力いただけますと幸いです!

ぜひXやSoundCloudのフォローをよろしくお願いします!

何かありましたら、XのDMなどにご連絡ください。

よろしくお願いいたします!


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