冬の恒例行事、味噌仕込み。今年もやりましたよ。
移住前から味噌は自分で作っていました。
新潟の中山間地に移住して、成り行きで畑を与えられたら、味噌に使う大豆も自分で作れちゃう。なんという贅沢！
ってことで、こんな豊かで幸せな経験みんなと共有したくって。
一昨年から、大豆栽培～加工までのワークショップしています。その様子はこちらのコラムでもしたためていますので、良かったらご覧下さい。

自然栽培の赤大豆

皆さんの記憶にも新しいとは思いますが、昨年の猛暑と日照り、かつてないくらい大変でしたね。できるはずの作物が全滅するなど、このあたりの農家さんもかなりの打撃を受け苦労されてます。
そんな中、幸いにも私の蒔いた大豆はすくすくと育ってくれて、大地の恵みに感謝の日々です。
農薬も使わない自然栽培。草や虫と共存し、作物そのものの持つ力と環境に全てを委ね、そのお手伝いを私たちができる範囲でしましょうというコンセプトの我がポレポレ農園。
大豆も時期や品種によっては芳しくないものもありましたが、いちばん良かった赤大豆で味噌を仕込むことができました。

みんなの手で共同作業

味噌の材料は、大豆、麹、塩です。
麹も自家製、塩も天然結晶塩と、材料はもちろん厳選したものを使っていますが、何よりも、みんなの手で作るということがいちばん大事なことなんです。
味噌は、言わずと知れた発酵食品。その微生物の働きで旨みや香りが醸され、熟成して奥深い味わいになっていきます。
その味の【素】ともなる微生物は、その原料だけでなく、それに触れる私たちからも提供されるものです。
漬物なども、作る家庭によって味が異なると言われていますよね。
それは、作る人の手や場所特有の微生物が入り込むことによるものがあるからなのです。

目に見えないエネルギー

あと重要なこと、物質的なもの以外にも
人が持つエネルギー、【気】みたいなものでしょうか。私はこのあたり詳しくはないのですが、目に見えないものの力ってあると感じていて、例えば土や植物と触れていると自然と嫌なことを忘れられて気持ちが浄化されて、健やかな精神状態になれると日々実感しています。
そして、人間一人一人もステキな力やエネルギーを持っていて、それは伝染するものなんですよね。いいエネルギーを持った人たちと過ごすと、自ずと前向きな気持ちになれたりしますよね。
和気あいあいと楽しく笑顔が溢れる空間で、そんなステキなエネルギーをみんなの手からこの食べ物に送ってもらって、それが醸されるとパワーアップして、この食べ物は素晴らしい気を持つものとなる。それを身体に取り入れると身も心も元気になれる、そんな気がするのです。
工場で生産された電磁波まみれの食べ物よりも、ずっと優れたパワーフードだと思うのです。

そして大事なマネタイズ。

そんな素晴らしい体験や幸福感をみんなと共有して共感して、豊かさを伝えたい。
ということが私のジブン株式会社としての大事な柱でもあります。
今回はこのワークショップにあたり、皆さんから参加費を頂いてます。それは、私の作った作物や場所の提供、指導料の対価となるわけです。
求めている側と提供する側、どちらも幸せになれるわけです。
そんな風に、【好きを仕事に】を実現できてること、ここまで来れて良かった。と今日も実感しています。