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「人が言うてんのに、

 そうしたらええやんかっ!」

私が思春期の頃、

言うことをすぐに聞かない私に、

おかんが興奮しながら、

言っていたフレーズだ。


おかんは中学を卒業し、

姉が開業した美容室の手伝いをし、

結婚後は夫(おとん)の自営業を手伝い、

おとんがなくなってからは、

看護助手として病院などで働いた。

まさに、

「人に尽くす人生」

を歩んできた人だ。

そんなおかんに教えてもらったことは、

三つあると思っている。


一つ目は、『人に優しく』。

私から見ても、おかんは人に優しかった。

全てにおいて、

自分を後回しにして、他人優先。

おかんを見ていて、

「自分というものはないのか?」

と問い正したい時もあったが、

ここまで貫き通すと、

それはそれで見事だなと、

今は思う。


二つ目は、『勉強しといた方いい』。

これはおかん自身が、

中学卒業以降、

ずっと家族の仕事を手伝っていて、

父の他界で、

遅咲きの社会デビューとなって、

とても苦労していたことだ。

「とにかく勉強できることを

 有難いと思いなさい!」

と言い続けてくれていた。

そのおかげで私は、

逆に勉強が嫌いになった時期が長かったが、

自分も社会に出て実感し、

ようやく有難い言葉だったと理解した。


三つ目は、『興奮を共有する』。

これについては、

言葉というよりも、

行動で伝えられていたものだと感じている。

おかんが唯一、

楽しそうにしていたことは、

テレビでのスポーツ観戦。

特にバレーボールが好きで、

白熱した試合を見ると、

おかんも力が入り、

「ソレッ!」

「イケッ!ヨシッ!」

と声が聞こえだす。

そうすると決まって、

別の部屋にいる私にも声をかけ出し、

「うりも、

 ええところやでっ、

 みてみ〜!」

となぜか強要してくるのだ。

私もバレーボールは嫌いではないが、

違うことをしている時なんかは、

「今はええて〜」

と言う時があった。

するとおかんは、

少し怒り気味に、

冒頭の言葉を伝えてくるのである。


今になって、

優しさや勉強の教訓に加えて、

「興奮を共有する」

についても、

スタエフ等の自分の声を聞いていると、

もしかして、

おかんの教えを、

表現は違えど、

しっかりと、

受け継いでしまっているのではないかと、

感じてしまう、

今日この頃である。


<スタエフライブの告知です!>

2月のテーマは「両親!」

コメント欄の皆様と、

気軽にやり取りするスタエフライブ。

2月17日(土)あさ 9時〜。

今回のテーマは、

「あなたのご両親の教えについて」。

両親が繰り返し伝えてくれたことや、

これからも大切にしたい教え、

また独特なエピソードなど、

よければコメント欄や、

時にはスピーカーになって、

教えていただけたらと思います🎙️✨。

3月までの限定配信!

さらに同日、

2月17日(土)12時〜。(30分)

さぼてん主婦さんのチャンネルにて、

「我が家の場合」

というタイトルで、

家族をテーマに、

楽しくお喋りライブをします。

今回は、

『義両親との関係の話」

で盛り上がりたいと思います!

お昼ご飯を食べながら、

是非、

ライブを聴いてください🎙️✨。

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