漆畑文哉|Fumiya Urushibata

旅する科学エデュケーター/科学コミュニケーター。またある時はフォトグラファー/ライダー/キャンパー/DIYer。小中高等学校理科教員を経て現在は科学館に従事。専門は科学教育。詳細はこちら→https://www.ufmy.me/profile

あなたの知ってる日本の夏は、どこの夏?

あなたは、何を見たら夏だなぁと感じますか?

いろんな答えがありそうです。

一言「日本の夏」といってみても、地理的に見れば南北に細長い日本、気候は一様ではありません。亜寒帯気候から亜熱帯気候まで、実にさまざま。

元は静岡の田舎の方に住んでいた私からすると、夏を感じるのはコレでしょうか。

オオアレチノギクというキク科の植物。夏になるとやたら上に伸びる雑草。2メートルを超えることもしばしば。本州

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街の中に、人の思い

忙しい日々の合間を見つけて、カメラを持って街を歩きます。

普段はどちらかというと明るめな写真を撮ることの多い私ですが、1人ぶらぶら歩くときは、気づくと街の中でも人の声のしない場所に足を運んでいることが多いです。

例えば、高架下とか。

昼間でも薄暗く、夏なのに冷たい風がヒューっと抜ける、そんな場所。地域の小学校が書いたと思われる絵が飾られています。

なんでこんな人気のないところに飾るのだろう

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雨の日が鬱陶しいのは、人間だけ

久々に雨の降っていない休日。街を歩いて目に留まったのは紫陽花でした。

通勤の途中にも紫陽花は咲いているし、毎日見ているはずなのに。

あれ、こんなに色鮮やかだっけ。

花も、葉も。生を謳歌している。

雨が降って、根から水を吸い上げる。骨を持たない植物は、細胞一つひとつが行き渡った水によって膨み、空気の入った風船のように体を大きく上に伸ばす。雨の合間のひとときの晴れ間に光をまたいっぱい受け、葉か

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私が「科学エデュケーター」を名乗るワケ

私は最近自分のことを「科学エデュケーター」と名乗っています。

別にこういう肩書きがあるわけではなく、ただ名乗っているだけ。この記事を書いている時点では「科学コミュニケーター」という別の肩書きを持っていながら、敢えてこの肩書きを名乗っているのには理由があります。

教師(ティーチャー)ではない

現職の前は、理科の教師をしていました。その時は「教師」とか「教員」と名乗っていればよかったのですが(も

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不登校生に学んだコミュニケーション

科学コミュニケーターという仕事に就く前は、地方の理科教員でした。

主に中学校と高等学校を7年。うち2年は大学院に通いながらの非常勤講師。学級担任を受け持ったのは3回、副担任を加えると4年。経験豊富とは言えませんね(苦笑)。ただ、コミュニケーションスキルという意味では、今役に立っている私の技術の大部分は、この期間に身についたと言えるでしょう。

なかでも、不登校になった子どもたちや保護者と付き合っ

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