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私が命懸けで歯磨きする理由

私は結構凝り性なもので、一度始めるととことん情報を集めて追求したくなります。今回はその中でも、あまり家族や知人には話したことのないものを一つ取り上げます。それは今回のタイトルの通り「歯磨き」です。

厳密には「口腔ケア」と言った方が正確です。要は口の中をきれいにする作業。なぜ私が口腔ケアにこだわるのか、紹介します。

私のお口の中環境の守り方

まずは私がどのように口の中の環境を整えているのかに触れます。

夜寝る前、最初に薬用マウスウォッシュで口をすすぎ、歯磨きをし、フロスを入れ、さらに歯と歯の隙間の広いところは歯間ブラシを入れ、最後にもう一度マウスウォッシュ。次に、朝起きたらすぐにマウスウォッシュ、そして、舌磨きします。この順番も、使っている道具も常に改善を意識しています。

この時点でおそらく結構徹底的にやっている方ではないかなと思います。ちなみにこの方法の半分は『人生が変わる歯の磨きかた』を参考にしています。

もう半分は、半年に一度歯科で受ける定期検診から情報を得ています。これだけ徹底的にやっていても、磨き忘れや歯茎の腫れ、老化による衰えなどはゼロにはならず、指導を受けてはまたそれを取り入れて改善することを繰り返しています。

美味しいものを食べ続けて死を迎えるため

なぜここまで徹底的に口腔ケアにこだわるのか。その理由は大きく2つあります。

1つは、人生の最後まで美味いものを食べ続けるためです。

人間には生存に関わる3つの欲求、食欲、睡眠欲、性欲があります。最後はともかく、食欲と睡眠欲が満たされないと人間必ず苦しい思いをすることになります。

昔、交通事故で10日間ほど入院したことがあるのですが、最初の3日間は食事することができず、点滴から栄養を摂取していました。あの3日間は地獄でした。栄養は満たされても、胃は満たされず、お腹は鳴るのに、食べられない。生命の維持として良くても、生きている実感が食事の有無でこうも変わるものなのかとショックを受けました。

人間誰でも老いていくものですが、長期的に見れば老い方は選べます。もっと若いうちにやっておけばよかったと後悔するのは嫌なので、常に一番若い今日その日の歯磨きに精魂こめて行っています。

歯周病が全身に及ぼす影響が怖い

2つ目の理由は歯周病が全身に及ぼす影響が怖いからです。この理由は1つ目のメンタル的な話と違い、もっとサイエンスな話です。

歯磨きの習慣は幼稚園・保育園・小学校等で学ぶ機会があります。なぜ歯磨きをするのか。それは虫歯を作らないためです。

一方で、歯周病とその対策については意外と触れられていません。厳密に言えば虫歯も歯周病の一種なのですが、特にここで注目したいのは歯肉炎です。若いうちは歯茎も元気なので歯肉は腫れにくいのですが、歳をとるとだんだん衰えていくため、歳を重ねるごとに歯周病への注意が必要になっていきます。

歯磨きをすると歯茎から血が出たり、口の中がネバネバしたりするのは、歯垢という嫌気性細菌が原因です。例えば、夜口を閉じて寝ていると、口内の酸素が少なくなるので細菌が増殖し、朝起きると口の中が少しねばっとした感じになります。朝一番にマウスウォッシュをするのは歯垢をすすぐためです。これをせず朝食を食べると、歯垢も一緒に腸内に入ることになります。

歯周病の怖いところは、単に口内環境が悪くなるだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病など、生活習慣病にまで大きく影響するという点にあります。詳細は日本臨床歯周病学会が情報を出しているので、興味があったら見てみてください。

歯周病が生活習慣病の合併症になっていることが多く、口の中の環境を守ることが体全体の健康を守ることにつながります。

そういう視点で口の中の健康を捉える機会は学校ではあまりないかもしれません。といっても、若くて健康なときに病気の話をしても、自分ごととして受け取るのは結構難しいことです。本当であれば、そういう問題の片鱗に対する指摘を早いうちに受けて改善するといった機会をあらかじめ設けておくことが大事かなと思います。

それにはやはり、何も問題が見えないうちに歯科に行き、プロの目線で評価してもらうのが一番良いと思います。

親知らずを7本葬って歯科医との関係が構築された

私が歯科を定期的に通うようになったのは、親知らずを抜歯してもらったことがきっかけとなっています。

実は私、親知らずが7本もありました。いわゆる「過剰歯」というやつで、普通の人よりちょっと歯が多かったみたいです。

7本もあったので、一度に全てを抜くことはできず、何回かに分けて抜歯することになりました。そこで歯科医の先生の話を聞くうちに、歯の健康について興味をもったというのが、私がここまで口の中の健康を気にするようになった経緯です。

もししばらく歯医者に行っていないという方がいたら、安くはないですけれど、予約をとって口の中を見てもらってみたらいかがでしょうか? 自分では健康だと思っているものが、専門の人に見てもらうとそうではないということはよくあります。プロに任せた方が総合的に見たら楽になるかもしれません。

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