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「自分のことは自分が一番よく知ってるはずなのに」という言葉、あんまり好きじゃなくて。

4月27日、ようやく大学病院へ。
遅いっていうか、結局どこのクリニックがいいのかちっともわからなかったから行かなかっただけなんですけども。
「ようやく行けた」と「行ってよかったのか?」がせめぎ合ってます。

いつものことながら、初めて行くところは少し不安があります。これは病院に限らずテーマパークでも映画館でもショッピングモールでも、どこでもなんですけど。予約は9時30分。新規受付に時間を20分くらい使いまして。
職員に聞いてようやく判明して新規受付(初診)の処理をしてもらった時もそう。
ちょっとバカなこと書きます。私、あっち(毛呂山の大学病院)の診察券でOKだと思ってたんです。初診受付の紙には「カルテは大学病院と総合医療センター、埼玉医大関係のクリニックで共有します」みたいなことが書いてあったから、てっきり診察券もいけるものだと、、
まあ当然なんですけど、同じ「埼玉医大」であっても、建物と場所が変われば「当然」使えません。患者IDが被った時にクソほど面倒なことが起こるからだと思うんですが。よく調べろよ私。

受付「こちら(総合医療センター)の診察券はお持ちではないですか?」
私「あっち(毛呂)のはやっぱりダメです?」
受付「申し訳ないのですが〜」
私「すいませんでした(住所を記載する)」

調べない私が悪かった。

これで「埼玉医科大学」の診察券を2枚持つことになったんですが、ポジティブに考えることにします。
自宅でなにかあったら毛呂の大学病院へ、職場でなにかあったら総合医療センターで、ってことで使い分けします。なにもないことを祈りたい。
ウイルス性胃腸炎の時も、薬飲んでもじんましんが治まらなかった時も毛呂のほうのER(救急)で処置してもらいましたし。普段はあまりにも待たされるから避けてるんだけど、かかりつけ医が閉まってる時とか、ほんとに緊急を要する時とかはこっちじゃないとダメ。

初診受付がすんで、メンタルクリニックへ行こうとした時もちょっと迷いました。「すぐそこですから」受付の方は丁寧に教えてくれたからまだよかったんですけど、教えてくれなかったらきっとわかりませんでした。
諸々の確認が終わって診察。予診は研修医で、私より若く見えました。
質問は半構造化面接に感じたけど、非構造化面接だったかもしれません。2回目の面接は1回目のをもとにして質問してもらいましたが、呼ばれるまでの待ち時間に出てきた「言っときゃよかった」ことを追加しちゃいました。
「これで診察を終わりにしますが、なにか伝え忘れたことはありませんか?」って聞かれてもすぐに答えられなくて、いつも「んー」ってなっちゃうんです。でも言ってくれなかったら「喋ったことを数日後に忘れてることがままある」が言えないで終わるところでした。

これまでも何回か自分の特性みたいなものを書いてきましたが、
・カウンセリングでは「幼少期の多動性が見受けられなかった(かもしれない)」
・集中できなくて眠くなるのは、発達障害ではない別の要因があるのではないか
・研修医と話してる時も途中から足を動かし始めたので、興味がないことが続いた時に気を紛らわそうとしてたっぽい
・「学生の頃は友達がいなくて話しかけるのもつらかった思い出しかない」と話したら「女子は苦手でした?」と聞かれた


まあまだ初診ですし、5月20日までにきちんと思い出せたらいいなと。
中学に上がって登校区域が広がって、同町の別の小学校の子たちが同じ校舎に集いました。これは学級の数と子どもの総数が関係してるんで仕方ないといえば仕方ないこと。
で、知らない人がたくさんいるわけです。当然、話しかけるのも勇気がいるわけです。友達100人できるかな、なんて無理な話でした。親友なんて1人もいませんでした。

その日の晩、いろいろ考えて、言いたいこととか言ったほうがいいこととかを紙に書くことにしよう、となりましたが、書いたのは5月19日の晩。遅っ。
構造化面接になっちゃったら、この紙ほとんど意味を成さない気がするんですけど、事前にカウンセリングしてくれた研修医と医師には「やんわり」としか話せなかったから。
曖昧だった小学〜高校あたりの記憶がぶわーーーーって出てきたの、なんなんでしょうね。

面と向かって話すのが苦手なクライエントっぽくなってて(実際そうなんですごめんなさい)、心理士にも医師にも迷惑かけてる気しかしないんだけど、解決するのは自分、心理士や医師は手助けとかフォローとかだけなので。

 ──

で、行ってきました。
紙に書いてったのは「幼少期から高校生までの『思い出したこと』」でした。ほんとは初回面接の時に言えればよかったんですけど、混乱してて結局言えずじまい。

「言いづらいことを紙に書くのは、いいことだと思います」

あちらの臨床心理士さんと同じこと言われました。言語的コミュニケーションがうまくいかない時は非言語的コミュニケーション(「文字起こし」は非言語コミュニケーション?)のほうが伝わるんやな、って思いました。
文字に起こすことで自分でも整理できるし、先生も見直すことができる。上にも書いたけど、こういうことをするだけなのに、とにかく遅いんです。

「ずいぶん、おつらい過去があったんですね」

読んでから、先生はこう言いました。
いじめだかなんだかわからない「ちょっかい」とか、自己紹介の時に名前が言えなかったとか、部活での「見えちゃう感じ」のいじめとか、帽子を被ってたい理由とか、エトセトラエトセトラ。
ふとした瞬間に思い出してしまう、特定の言葉に反応(記憶が想起されるものに関連した言葉)なんか聴くと、頭が勝手に回転して思い出しちゃう。
短期記憶の中にあるまんまで「用済み」のハンコ押して、そのままシュレッダーかけたいんですけど、リハーサルするから長期記憶にいくんじゃん。前回の心理学概論でこれをやってから、ひたすら「これはこういうことだったのか。だから忘れられないんや……」ってなりました。

あとは中途覚醒からの「昼間の眠気」に関して。前回処方された薬は「効果が薄いと感じたら2錠でもいいです」って感じのやつでした。でもこれは入眠剤なだけであって、睡眠薬ではなく……
寝つきをよくするだけなら「エチゾラム」で対処する他ないのか、とも。でもこちらは安定剤で、入眠剤でも睡眠薬でもなんでもない。薬って難しい。
先生は発達障害を「自閉スペクトラムの」と言いかけました。知的遅れがあるわけじゃないし(勉強は苦手だけど)、そこまではいってないと思うんですけど。
ただ「言語的コミュニケーションは他の人よりできません」と思ってて、先生はここから「自閉スペクトラム(?)」と思ったのかもしれません。

「またなにか言いたいこととか、伝えたいこととかあったら、紙に書いてくれて構いませんから」

ありがたい。すごいありがたいです。

望まない薬は出さないし、要望あれば出しますね。ということだったから今回は処方してもらいませんでした。よっぽど無理だったら入眠剤じゃなくて睡眠薬でも処方してもらうようかなと思ったんですけど、まだいけそうな気がしたし、あんまり薬に頼るのもよくないなと思ったので。

「自分のことは自分が一番よく知ってるはずなのに、なんでわかんないの?」って言われても、答えられない。どう言えばいいかわからない。バカ正直に「わかんない」って言うとほんとうにバカにされるような家なので。
それを探すために「通院」を選んだ。ただそれだけ。

いただいたサポートは「自分探し(できてないけど)」のために使わせていただければなぁと思ってます。