英語は論理的な言語か

英語は論理的な言語であると思っていた時があります。でもどうやら違うようです。

私の読んだ英語の文章の多くが論理的だったと言うだけで、英語圏で生活したことがないから絶対量が少ないのでしょう。英語の非論理的な文章も実際にはたくさんあります。

それと同様に、優れて論理的な日本語の文章もあります。あるでしょう、もちろん。

ただ、日本語はハイコンテクスチュアルな言語であると言われます。文脈によって意味が決定する要因が大きいということです。
話し言葉でも書き言葉でも、容易に省略がなされます。

英語は語順が命なので、主語がない、動詞がないなどは原則としてありません。

パラグラフリーディングあるいはライティングというのは、英語の文章の方が明解なものをよく見る気がしたのですが、教育の差もあるでしょうか。そもそも私個人の経験による偏りなのかもしれません。皆様は一段落に1メッセージというセオリーをどれくらいハッキリと意識しておられるでしょう。

noteにおける私の文章は考えるままに打ち出しているのであまり論理的では無いかもしれません。

仕事で書く時には、同じ内容の段落をまとめたり、段落ごと削除したりと、論理が一直線になるように工夫します。

話す時には、①これから話すことを説明し②今話していることを説明し③話し終わったことを説明すると言うくらい、しつこく全体像を繰り返して説明します。パラグラフもより、簡潔明瞭単純にします。聞き終った人の心に何が鮮やかに残るかを想像することがコツです。

英語でもっと自由に読み書きスピーチできれば、英語で話す時の人格というのも生まれてきそうな気がします。

英語に敬語はないというのは誤りです。しかし、日本語のような複雑な敬語の仕組みはありませんね。ここには隠す国民性と露わにする国民性との違いがありそうです。言語と文化は繋がっています。

どちらも自由に使える方はどんな実感をお持ちでしょう。


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