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男もすなる日記といふもの

「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとて、するなり」と書き始めたのは紀貫之。

「男の書く日記というものを、女の私もしてみようと思って、書いてみるのだ」と書いたのは男だという話しである。

女性を主人公にして、彼女に託して思いを書く。自分が女性だと思って書く記事と言うのはどうだろう。

noteで、たまに男性なのか女性なのか分からない人の記事を読む。一人称が「私」だと判断しにくい。抽象的な内容だと更に。でもそういう文章は割と好きだ。

一つの文章を読みながら、これが男だった場合の意味合いと、女だった場合の意味合いを考えてみる。言葉遣いによるニュアンスの違い。行動の意味の違い。

実は私が女性だったことを告白して、果たしてどれくらいの方が信じてくださるのでしょうか。






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