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コメダとスタバのABテスト

JTC的な事業会社の中のヒトとして、いわゆる「DX」や「データ活用」と呼ばれているものの導入の旗振り役をやっている。

私の住む街にはスターバックスとコメダ珈琲が隣接している場所がある。
目と鼻の先でお互いの店舗内が見える位置関係である。

理由あって日曜の9時からカフェで時間をつぶすハメになった私はスタバの横を通り過ぎ、「今日は小倉トーストな気分だな」とスタバをスルーしてコメダ珈琲に入店したのであった。

ふと「ABテストっぽい」と思った。

ABテストとはWebページなどでA案とB案を試して、どちらのほうが効果があるかテストすることである。
A案に反応した人とB案に反応した人の数の比較や、それぞれの特徴を分析したりするのだが基本はオンラインの話である。

ここで「某町におけるスターバックスとコメダの客層の違いは?」という問を立てたとしよう。
普通はそれぞれの立地の違いが影響することが多いので「スターバックスの方が若者が多い」という調査結果が出たとして、「いやいや若い人が集まる所にスタバがあったのであって、その場所にコメダがあれば同じ結果だ」と言う反論を受ける。

が、私が今朝いた店舗ではその反論を回避できるではないか。
因果推論する必要もない。

客数はコメダのほうが勝っていた。
スルーしたスタバはまだ席が空いていたが、私はコメダで5分くらい入店待ちをしたのだ。

スタバは日曜9時から読書している40−50代のオッサンやPCかMacを開いている20−30代おひとりさまが多かった。
コメダでは高齢者が日刊紙を広げていた。
10−20代の学生っぽい人たちはグループで来店しPCは開いておらず談笑していた。日曜朝から。
私のような30−40代は稀有な存在であった。

ほぼ同じ立地・店舗面積にも関わらずキチンと客層が住み分けられているではないか。笑
結果はほぼイメージ通りだが面白い。

通って観察すると新しい発見があるかもしれない、と思いつつ次の予定の時間になったので、コメダを後にしたのであった。


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