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うさぎを多頭飼いしたい時に検討するポイントを5点紹介します


うさぎを飼っていると「もう1羽お迎えしたいなあ。」と思ったことはありませんか?私がロップさんを飼っていた時は、立耳さんも居たらいいなあと考えていました。うさぎの餌を買いに行ったペットショップで運命の出会いをして、その仔もお迎えしたいと思った方もいるかもしれませんね。

 私は多頭飼いを考えた時に、いくつかのことを検討しました。その上で当時の状況では飼えないと断念しました。今回は多頭飼いを考えた時に検討したポイントを5点紹介します。

 本記事の多頭飼いは、うさぎを複数飼うという定義でお話を進めます。うさぎと別の動物の多頭飼いについては、この限りではありませんので、ご了承ください。


そもそも、うさぎは多頭飼いがむいていない?


 うさぎは縄張り意識が強い動物です。単独行動をします。うさぎが群れのように生息している場所では、それぞれのスペースを確保した上で、生活をしているそうです。

 うさぎは1羽で生活していても寂しいという思いをもちません。1羽でも、十分楽しく暮らすことができることを知った上で、多頭飼いを検討してください。


多頭飼いをしたい時に検討するポイント5点


・飼育スペースの確保ができるか

・飼育代を確保できるか

・お世話の時間を確保できるか

・繁殖の可能性を回避できるか

・介護をどうするか

上記のことについて解説します。


飼育スペースの確保

 うさぎを複数、同じケージで飼うことはできません。うさぎの頭数分ケージを置くスペースが必要になります。ケージを置く場所を自宅に確保できるか確認しましょう。うさぎの相性が悪い場合は同室にケージを置くことが難しいことがあります。別々の部屋に置くことも考えておく必要があります。


飼育代の確保

 うさぎが増えれば、頭数に比例して、ケージなどの飼育用品、餌代などの消耗品、病院代などの医療費、ペットホテル代などがかかります。うさぎは10年近く生きます。約10年間、頭数分の飼育代を払い続けることができるか考えてみましょう。


お世話の時間の確保


 うさぎの数が増えると、ケージの数が増えます。その分掃除をする時間もかかるでしょう。それぞれの部屋んぽの時間も必要です。一緒に部屋んぽできない場合の方が多いと考えておいた方がいいでしょう。お世話の時間の確保ができるか、生活の見直しをしてみましょう。


妊娠の危険を回避できるか

 うさぎは繁殖力が大変強い動物です。

 多頭飼いは同性同士で飼うか、異性のペア(片方か両方を去勢、避妊する)で飼うことになります。生後2か月の仔うさぎでも妊娠が可能な場合があります。仔うさぎだからといって、異性のペアで一緒に生活させてしまうと、繁殖する恐れがあります。先住うさぎを去勢(避妊)してから2羽目を迎えるようにしましょう。

最近は犬、猫だけでなく、うさぎの多頭飼育崩壊も話題になっています。繁殖については、特に慎重に考えましょう。


介護をどうするか

 うさぎは平均寿命が延び、10年近く生きます。高齢のうさぎの場合、介護が必要な場合があります。2羽のうさぎの年齢が近い場合は、介護の期間が重なることが考えられます。

 体が動きにくくなった高齢の仔の介助をしたり、えさを工夫したりと介護は手間と時間がかかります。介護をしながら、他の仔のお世話をできるのか、また介護が重なった時にどうするか検討しましょう。


最終的には、様々なことを受け入れる飼い主さんの覚悟が必要

 うさぎの多頭飼いは事前に対策を考えていたとしても、予想外のことが起きます。特にうさぎ同士の相性は事前に確認が難しいため、飼育を始めたら相性が悪く大変になってしまったという話を聞きます。

多頭飼いをされている飼い主さんの記録を読むと、予想外のハプニングがあってもそれを受け入れ、それぞれのうさぎがストレスなく生活できるように、飼育環境を整える努力をされています。状況に応じて飼育環境やお世話の仕方を変えるといった、飼い主さんの覚悟が必要になると思います。


まとめ


  今回は多頭飼いの検討ポイントについて5点まとめました。

・飼育スペースの確保

・飼育代の確保

・お世話の時間の確保

・繁殖の可能性の回避

・介護をどうするか

 おさらいをすると、以上の5点になります。縄張り意識が強いうさぎは、多頭飼いが難しいため、安易にお勧めすることはできません。そのため敢えて多頭飼いの難しい点を紹介しました。それでも可愛いうさぎを複数羽飼いたい!という気持ちもわかります。多頭飼いをする場合は、衝動的に始めるのではなく、十分に検討をしてから進めて下さいね。


講師名 anan

 

 子どもの頃から生き物が好きでした。今まで、ハムスター、インコ、モルモット、ハムスター、デグー、うさぎ、犬、ウーパールーパーとたくさんの動物と生活してきました。職場で飼っていたうさぎのお世話をしていたこともあります。

 以前我が家にいたうさぎは、垂れ耳のオレンジ色のホーランドロップでした。今でも家の近所のうさぎ専門店に通い、可愛いうさぎの姿に癒されています。将来はネザーランドドワーフを飼ってみたいです。

 

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