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放課後児童支援員認定資格研修を受けました


お久しぶりです。

はじめましての方向けに自己紹介をすると、わたしは通信制の学生をしつつ、一家庭の主婦的なこともしつつ、普段は小学生50人弱の登録がある放課後児童クラブに勤務している30代の女です。

タイトルの通り、通信制の教員免許と保育士資格とは別で、今回は職場の推薦で放課後児童支援員認定資格研修を受講させていただきました。
それについての感想や、働いていて思うことをを書いていこうと思います。

まず放課後児童支援員について。
わたしは現在教員免許を持っていて有資格者として働いていますが、放課後児童クラブでは厳密には「放課後児童支援員」の資格がないと有資格者としてカウントされません。
必ずクラブに1人はその資格を持つ職員が必要です。

教員免許や保育士資格が全く有資格者扱いにならず放課後児童支援員のみが重要視されるところもあり、逆に放課後児童支援員の資格を全く重要視していないところもあるみたいです。
自治体や会社によりますね。

わたしが働いているところでは、教員免許や保育士資格があれば有資格者ではありますが、放課後児童支援員の資格を持っていないと主担ができなかったり、ペアで組む人が放課後児童支援員の資格を持っている必要があったりします。つまりほぼ無資格みたいなものでした。

この「放課後児童支援員」という資格をとるには、都道府県が年に3回くらい行っている4日間の研修(講義)を全て受ける必要があります。
4日間朝から夕方までみっちり研修行くのって結構大変だと思います。お子さんがいる方などは特に。
放課後児童クラブは世間でも言われているようにほとんど非常勤、パートの職員で回しています。つまりお子さんのいる家庭の主婦…という方が多い職場でもあります。
研修、わりとハードルが高いと思います。

受講資格はさまざま。
「放課後児童クラブに2年以上勤務した人」「教員免許とか保育士資格がある人」などが多いと思います。先ほども記したように放課後児童クラブの職員は主婦の方が多く、無資格の人も多く働いている場所であることから、放課後児童支援員認定資格研修はいろいろなルーツを持つ人が集まる研修である、と言えます。
それは個人的には放課後児童クラブにとってメリットにもデメリットにもなっていると感じています。(保育観の違いとかね……)

余談ですが、わたしは独身の時から放課後児童クラブで働いております。わたしは通信制の学生でもあったのでやっていませんでしたが、他の独身の職員のほとんどがダブルワークをしています。
勤務時間が放課後の時間帯なため、フルタイムでの勤務時間が設定できないという仕方ない面もありますが、放課後児童クラブの職員という仕事だけでは暮らしていけないんですよね……。
若い職員がほとんどいないのはそういうことですね。

個人的にこの研修何が1番しんどかったかというと「移動」でした。
わたしが僻地に住んでいるのもあるんですが、研修会場がですね、自宅から車で40分、高速バスに乗り2時間、地下鉄で10分、歩いて5分という立地。
コロナ禍でほとんど地元から出ずに過ごしていたので久しぶりの高速バス。
人生で初めてトラベルミンのお世話になりました。
あんなに吐き気、頭痛の酷い4日間は経験したことがありませんでした……

研修では4日間で放課後児童クラブに関連する法令や運営指針を中心に学んでいきました。
講師の先生方は現役の放課後児童クラブの館長や主任クラスの方々です。
他の地域の児童クラブの話を聞く機会がほとんどないので、この地域はこういう取り組みをしているのか〜など、多くの学びがありました。

特に感じたことは「放課後児童クラブは子どもの安全な居場所を保障する場所であるが、ただの場所の提供や子育ての延長ではなく、職員には高い専門性が求められる」ということです。

これは保育でもそうなんですけど、「ただの子守り」「小学生の託児所」ではないっていうことを声を大にして言いたいんです。
わたしたちは決して親代わりではないし、親代わりになんてなれないはずです。
働く保護者とその子どもの生活を支えるのがわたしたちの仕事です。
ですが、「親代わり」「子守り」だという感覚で働いている未経験者も多いのが現状です。

勤務時間との兼ね合いで給与が低く若い人が続たいと思える環境ではないこと、無資格でも広く採用していること、離職者が多く無資格者ばかりが増えていること、あまりにも良くないなと感じます。
わたしも無資格から入り、途中で教員免許を取得しましたが、無資格の未経験者が放課後児童支援員を受けるには本来2年の経験が必要です。
2年の経験を積む間に「未経験者向けの研修」というのも実施されると良いのではないでしょうか。
今回研修を受け「放課後児童クラブにおける有資格者」になるにあたって、小学生年齢とはいえまだまだ目が離せない年齢の子どもを預かる責任や心構え、知識を学ぶ機会を新規採用者全員に設けるべきだと思いました。
そして、有資格者への待遇をもう少し良くしてほしいですね……。
人手がないから誰でもいいという採用を続けていくのは現場が苦しくなるだけだと思います。

何が言いたいかというと放課後児童クラブってもっと世間に認められて良い職業だと思うんですよ!!!!!!
そのために!!!!色々改善されてほしいなって!!!!気持ち!!!!
研修を受けてより一層その気持ちが強くなりました。

最後の方愚痴になっていましたが、感想は以上です。
読んでくださった方、ありがとうございました。

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