kindle「勉強が苦手な子の進路選び」でチャレンジしたこと
3冊目をkindle出版するにあたり、チャレンジしたことを書き残しておきます。また本を出版するときに役立つ覚書です。
Googleドキュメントをマークダウンでダウンロードできるようにしました!
リフロー型の本の作成時にepub化する時には、でんでんコンバーターを使ってます。
マークダウン方式やCSSを利用してリフロー型で書籍化したときの見た目を整えられます。
いちいちマークダウンで太字などを装飾するのが面倒くさかったため、Googleドキュメントからマークダウンでダウンロードできるように拡張機能を追加してみました。
でんでんエディターで編集する必要はほとんどなくなります。
でんでんコンバーターを使っていらっしゃる方にはおすすめです。
(ワードやgoogleドキュメントを使ってらっしゃる方には何のことかさっぱりですよね。すいません)
chatGPTで文章の校正、推敲を依頼
3冊目の本は新しい内容を一から書く必要があったため、思うように進みませんでした。初めから完璧な文章を書くのが苦手で、ざっくりと書いた後、それが適切かどうか見直す日々でした。
そんな時、助けとなったのがchatGPT(無料版の3.5)です!
音声入力でまずは思いつくままに話し、その内容をchatGPTにコピーして、「この文章を中学生でもわかるように、読みやすく推敲してください」
とお願いするだけで、普段自分が使わない表現も提案してくれます。
文章が読みやすくなるように、順序を整理してくれたり、箇条書きに変換したりとスムーズに対応してくれました。
気に入らない時は何度も指示を出して、読みやすいバージョンを選んでいました。ただ、内容の精度や読みやすさにまだ改善の余地があったため、最終的には自分で手を加えました。
エクセルで表の作成
三冊目の本には、いくつかの図や表が含まれていました。
エクセルで表を作ったとき、スクリーンショットで撮影したものを使うと、画質が悪くなってしまいます。
解決策を調べてみると、エクセルで作った表を高画質の画像として保存する方法があることがわかりました。
前の本ではCanvaで表を作っていたのですが、エクセルの表を直接画像にできる技をもっと早く知っていたら良かったと思います。
また、表の作成はChatGPTにも頼むことができました。
「以下の文章を表にしてください」
と依頼するだけで、スプレッドシート(またはExcel)にコピペ表を作ってもらえたので、これも非常に楽でした。
ChatGPT無料版を使っていましたが、それでもかなり優秀でしたね…!
AI画像生成サイトの利用
今回の表紙は、イラストを自分で書かずに Ai画像の生成サイトを利用しました。
イチオシKindle作家の浅見陽輔さんがお勧めしている「レオナルドAI」を利用して、こちらもまた無料で生成することができました。
表紙の、空を見上げている男の子のイラストです。
この男の子を生成した時のプロンプトは以下の通りです。
日本語で作った文章を、google翻訳して貼り付けて生成してもらっています。
ちなみに、このレオナルドAIのサイトでは一日に160トークンを使え、それ以上使う時は有料になります。このイラスト、元は青空が背景だったのです。
背景透過にするために2トークン使いました。ミッドジャーニーなど有料サイトだと、一日に十数枚しか作れなかったりします。
確かにクオリティが大変に高いのですが。課金するのもどうかな…とつい思ってしまいます。その間に、bingのDALL・E 3が出てきたので、そちらも使ってみようかな?
よい表紙デザインとサイズは?
表紙のイラストは決まりましたが、デザインについては悩みました。最初は、矢印が上下に動いて人生の浮き沈みを表現しようとしましたが、なかなかしっくりこなかったのです。
結局、主題の文字を大きく、副題を添え、著者名を左右に配置する、よくあるデザインに落ち着きました。オーソドックスですが、表紙にこだわりすぎるのも本末転倒だと思い、最低限のデザインに留めました。
表紙のサイズは白銀比で設計しました。よくあるKindleの縦長サイズより、サイズ比が少し横長の白銀比はペーパーバックを作る際にも楽でした。
何よりも、ちょっと細長いサイズの表紙は、いかにもアマチュアが出したKindle本と思われがちです。そうならないように心がけました。
とはいえ、四六判サイズでペーパーバックを作るのであれば最初から電子書籍の表紙も四六判で設定する方がよさそうです。四六版のピクセルサイズについては、調べたところ以下の通りでした。
現在表紙の依頼があった際には、四六判のサイズで作成しています。
フォントが中国語?
表紙の文字を入力し、適切なフォントを選んだつもりでしたが、なぜか中国語の簡体字のようになってしまったため、手直ししました。この漢字が間違っていたことに何日も気付かずに過ごしてしまったことが、割とショックでした。
訂正とKDPへの訂正アップロードのお願い
今回も、オンラインサロンの方に何名かに構成をお願いし、作成していただけました。確認していただいた後、これで問題ないだろうと考え、KDPにアップロードして販売しました。
しかし、その後、オンラインサロンの他の方からいくつかの訂正箇所を指摘されました。確かに小さいながらも間違いがあったため、すぐに修正して再アップロードしました。
アップロード後に購入された方には、修正版が届いています。しかし、旧版を購入してくださった方へはブックマークやハイライトをつけているという理由で、新しい版を届けることが難しいです。基本的に、アマゾンは新しい版を訂正後に購入した人にしか提供しません。
新しい版をダウンロードできるようリクエストすると、
「軽微な訂正だからダメよ」
と却下されました。いろいろ調べたところ、新版の更新をお知らせできる人とできない人がいるようです。私も著者として訂正した版を確認したいと思っていますが、まだ訂正版をダウンロードして確認することができていません。
Kindle出版への不安は尽きない
「これ、ホントみんな興味ある?調べりゃ済むじゃん??」
何冊本を書いても、いつも同じ悩みに直面します。『この本は本当に面白いのかな?読む人はいるのだろうか?誰が読むのだろう?酷評されたらどうしよう?』など、悪い考えが次々と浮かんできます。
酷評されることよりも、誰にも手に取ってもらえないことの方が悲しいです。しかし、ふと我に返ると、永遠に本が出せなくなってしまうので、
『出ない神本より、出るクソ本だ』
と自分に言い聞かせます。なるべくクオリティを上げ、皆さんに満足していただけるように努力しました。(当たり前か)
ちなみに、最後の名言?は、いまイチオシの「神作家・紫式部のありえない日々」から取りました。大河ドラマも紫式部を扱っているので、是非ご一読を。キンドルアンリミテッドで1巻は読めます。最近イチオシのマンガです。
もうネタがなくなってしまい、新たにKindle本を書く情熱が今のところ失われています。燃え尽き症候群?
また、やる気になったら何かしらまとめてみたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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