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kindle本をペーパーバックにしました!

こんにちは。ぴーたんです。
先月ペーパーバッグを出版しました。

校正用印刷が左、実際に販売されたものが右側

その報告をしたいと思います。

ペーパーバックを出すきっかけになったのは、勝間塾での Kindle 出版祝賀会。すでにペーパーバッグを出版されている小川なっちさんが持ってきてくださいました。
拝見させていただいたなっちさんのペーパーバックは、表紙がマットな質感で用紙がクリーム色。内容が眼病の闘病記のため、とても読みやすいレイアウトになっていました。
「このようなレイアウトが自分でも作れるならば、是非挑戦してみたい!」

と考えました。

その際に、FIRE作家のてらっちさんからアドバイスをいただきました。
「印刷費を安くするために、ページ数を減らす。改行は削る。」
電子書籍ではないため、実物にするためにはコストがかかります。

てらっちさんも、私が敬愛する Kindle 作家の浅見陽輔さんも、
「利益は少ないけれど、ペーパーバックは売れる」
とのこと。
浅見さんに関しては商業出版こそないものの、既に販売しているペーパーバック本がメルカリでも売られています。
メルカリでも売られるぐらい販売できたら、面白いなとも思いました。

ペーパーバッグは、Word で取り組む DTP(デスクトップパブリッシング) のようなもので、作成した原稿がそのままの見た目で印刷されます。

Amazon のペーパーバッグの基準の余白に合わせたり、内容に適する本のサイズを決めたり、ページの位置、各章の見出しなども自分で作らなければなりません。

家にあるビジネス書を何冊か見てみて、四六判の本を出すことに決めました。

家にある四六版の本。ちなみにどのサイズでも印刷費は同じ

それでも自分の力でレイアウトを決めて作り出すのは難しく、1日30分から1時間の時間を費やしても1ヶ月以上の時間がかかりました。

中表紙も自分で作成します

勝間塾の Kindle 出版祝賀会に参加したのが1月7日、実際にペーパーバッグを出版したのは、2月に入ってからです。
ペーパーバッグを作るための本は、Kindle で何冊も出ているのでぜひ参考にしてみてください。
それでも実際にペーパーバッグを出した人にちょこちょこ聞ける方が、作成の時間を短縮できると思います。

章扉、ページ、ヘッダーの見出しなど苦労しました…

2月に出版してから、3月の今まででペーパーバッグが3冊売れました。
ペーパーバッグの場合は印刷費がかかるため、電子出版よりもロイヤリティが低めになってしまいます。
私の本の場合はロイヤリティが一冊20円。
1ヶ月間ペーパーバック出版に時間をかけた割には収益が低いと思われるかもしれませんが、Kindle よりも価格が高めなのに実物の本を選んでくださったことに感謝しかありません。
印刷した場合は誰かに貸し出すこともできますよね。そんな風に、より多くの方に読まれたらいいなと思っています。

以下に、ペーパーバック作成の流れを書いておきます。

<ペーパーバック作成の流れ>

  1. ペーパーバック関連の本を読む

  2. どの大きさで出版するか決める

  3. B6と四六版あたりの実際の本の大きさをチェック

  4. Wordの設定をカスタムに、次に見開きにする。

  5. ページの余白の大きさを決める

  6. フォントと、フォントサイズを決める

  7. 行間の設定をする(特にメイリオ)

  8. 右から左にページが進むよう設定を直す(アラビア語注意)

  9. リフロー型のテキストを流し込む

  10. 縦書きなら、文字下げをする

  11. 段落をつめる

  12. 見出しのデザインをする

  13. ヘッダー中央に章ごとのタイトルを入れる

  14. フッター中央にページを打つ

  15. イラストを入れる(奇数ページ)

  16. 章扉を作る(奇数ページ)

  17. 目次を作る

  18. ページ数が決まったら、背表紙の幅を調べる

  19. 背表紙の幅を入力してレイアウトをダウンロード

  20. 表紙デザインを作る

  21. PDFに落とす(フォントの最適化設定をしてから)

  22. 販売価格を決める

  23. 紙の色、カラーまたは白黒か決める

  24. 校正用テスト印刷をする

  25. 販売申請をする(テスト印刷できても、販売に際してリジェクトされることがある)

表紙を改めて作成する必要が生じ、ちゃまなさんにも再度依頼をさせていただきました。

余白の大きさを間違えたり、
レイアウトをアラビア語にしようとしたら言語がアラビア語になってしまったり、
PDF で許可されていないフォントを指摘されたり、
表紙のレイアウトが基準を超えてリジェクトされたり、
毎回、
「作っている人がハマる間違いの穴」にドハマりしました。

実際の画面を見ながら、作り方をご紹介するイベントでもできたらなぁ~と思っていますが、まだ実現には至っていません。

奥付も作成しました

できれば、次回の記事ではこのペーパーバック出版をする際に参考にしたリンクをご紹介したいと思います。

ではまた!

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