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本の持つ力

子供達は絵本が大好きです。
たまにはこんな買い方をしてみませんか?
 
バーバは字を覚え始めた二人の孫達のために三冊の全く同じ絵本を買いました。バーバも入って、三人で一緒に同じ絵本が読めるのです。みんな一緒だと、もう一つ得した気分でうれしいものですよ。
 
その代わりその一冊を選ぶまではずいぶん手間も時間もかけました。
 
バーバが三時間もかけて選んだその絵本は、ノンタンシリーズの「ノンタンふわふわタータン」(キヨノサチコ作・偕成社)です。選んだポイントは、まず明るいこと、ひらがなもカタカナも拗音も豊富であること。そして、何よりリズム感にあふれていることです。
 
本の魅力は、新しい知識を吸収できる楽しみに加えて媒体としての力にあると思います。
 
すずバーバは、この絵本のように同じ本を複数冊求めることがよくあります。
たとえば、主人と二人で長崎ハウステンボスに行った時も全く同じ旅行雑誌を二冊買い、二人で同じ本を手に持って歩きました。
また、先日娘一家が東京ディズニーランドへ行った時も、家族4人分の全く同じ旅行雑誌をプレゼントしました。
 
全員が同じ本をもつことは、まず家族の気持ちを一つにすることができ、計画から実行まで同じ次元で語り合うことができるという利点があります。それだけではありません。自分の本ですから、自由に書き込んだり、貼り付けたり、はさんだりして、旅を自分流に膨らませ、数倍楽しむこともできるのです。
そして、その旅を本と共に思い出として残すこともできるのです。
 
本というものは、買い方、読み方、使い方ひとつで何倍にも楽しめるすごい力を持っています。

このように同じ本を複数冊求めることの魅力は、知識への探求とはまた別で、本の力をいかに活用できるかというところにあると思います。
ただ、このような求め方をする時は、まず もったいないという考え方は捨てましょう。そして、その効果に期待しようではありませんか。


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