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夢日記874 ~ 英語はキツい ~

 新年度の1回めの授業の日、朝に時間割を確認したら、私は社会科教員なのに物理と英語の授業も担当することになっていた。しかも、英語は同じクラスの授業が1日に2回あり、教材研究がきちんとできていなければ授業の進行に支障をきたすと思われた。おまけに、1限から6限まですべて授業が入っていたので、空き時間に教材研究をするのは不可能であった。私は、あまりにヒドい時間割になっていることを他の先生方に訴えたが、どの先生も私がこのようなヒドい時間割になっていることを把握しておらず、まともな対応をしてくれなかった。
 とにもかくにも、私は動揺しながら、物理と英語の教材研究に励んだ。物理は1時間しかないので、オリエンテーションのようなことをすれば何とかなりそうであった。一方、英語は2時間あるので、しっかり授業の準備をしなければならない。私は、辞書を片手にテキストの英文を必死で訳し、教材研究をおこなった。私は英語がほとんど話せないので、教材研究をしながら「この学校で唯一、英語の発音ができないうえに発音の指導もしてあげられない、ダメ教員だなぁ」と思い、悲しい気持ちになった。また、教材研究をしながら、「採用される率を上げるため、大学時代にいろんな免許を取ったのがアダになった」と思い、非常に後悔した。さらに、こんなときにかぎって、普段はまったく話しかけてこない若い女性の先生が私の近くにやってきて、ゴキゲンに話しかけてきた。私はイライラしながらも、教材研究を続けた。
 結局、十分に教材研究ができていないまま授業の時間がきてしまい、私は授業に向かうことにした。ところが、授業がおこなわれる特別教室の場所がわからず、私は手近な先生に特別教室の場所を聞いてまわった。しかし、どの先生にもぞんざいに扱われて、まともな対応をしてもらえなかった。
 ここで、私は自分の手元にある授業用の英語のプリントを確認した。すると、プリント上部のド真ん中に、大きな字で特別教室の場所が書かれていた。私は、その教室のカギを手に取って、さっそく教室に向かった。ところが、私はこのタイミングで、自分が短パンを履いていることに気づいた。このまま授業に行くのは恥ずかしいので、私は長ズボンを探した。しかし、どこかに脱いで置いていたはずの長ズボンはまったく見つからず、私は長ズボンをさんざん探し回った。
 こうして長ズボンを探しているとき、職員室の横にある会議室に入ったところ、見知らぬ小学生らしき団体がいた。そして、会議室のあちこちに、その小学生たちのものと思われるズボンが脱ぎ捨ててあった。私は、その中に自分のズボンがあるのではないかと思い、ズボンをひとつひとつ確認した。しかし、やはりズボンは見つからなかった。
 その後も探しに探した結果、ようやくズボンが見つかった。ところが、この時点で授業の開始時間を何分も過ぎており、私は錯乱状態になった。
                             < 完 >

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