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エジプトの古代遺跡で、多分一番多く名前の残っている人-ラメセス2世

アブシンベル神殿建設で有名なラメセス2世。

彼は、それ以外にもたくさんの建造物を残しています。

エジプトには膨大な数の遺跡が残されてます。

その中で、おそらく一番多く残っている名前は、ラメセス2世のものとされています。

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ラメセス2世は今から3200年ほど前のエジプトのファラオ(王)。

享年92歳!

医学が進歩した現代なら珍しくないでしょうが、3200年前です。

どれだけ丈夫な人だったんでしょう⁉️

ラメセス2世には7人の王妃と多数の側室がいました。

子供は王子92人、王女106人‼️

全員の名前と顔わかったのかしら?

あまりに元気で長生きだったので、跡継ぎになる王子たちが先に次々亡くなることに。

結局、跡継ぎになったのは123番目の王子だったとか。

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ラメセス2世は「建築王」とも言われ、エジプトのあちこちに遺跡を残しています。

たいへん自己顕示欲が強い人だったとも言われてます

既にあった遺跡の他の王たちの名前を削りとり、そこに自分の名前を刻んで、自分を偉大な王として誇示。

それはずるいと思うけど、この時代は他の王もよくやってたみたい。

古代エジプト3000年の歴史の中でも、ラメセス2世は1,2を争う権力を持っていたファラオでした。

王子だった頃、数々の戦いで勝利し、エジプトの領土を拡大。

しかし、王になってからの戦争は、ヒッタイト軍との「カデシュの戦い」の一度だけ。

実はこの戦いは引き分けで終わってます。

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しかし、ラメセス2世はあちこちの遺跡のレリーフに「カデシュの戦いに圧倒的勝利」と刻んでます。ずる~い("⌒∇⌒")

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アブシンベル神殿、ラメセス2世の巨像、ラムセウム(ラメセス2世葬祭殿)、カルナック神殿やルクソール神殿の中にある遺跡、 他にも色々。

ラメセス2世は、確かに自己顕示欲が強かった王。

しかし、多数の優れた建造物は、ファラオとして国の強さを示すための役割もあったと考えられています。








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