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考えてみれば、この世は楽しいことだらけ

この1年、コロナのせいで飲み会も旅行も、とにかく楽しいことはほとんどできなくなった。でも、逆に言えば、これまでこんなに楽しいことを、回数も場所も規模もなんの制約もなく、いつでもどこでも、自由にしていたわけだ。

月曜日から飲み会をしたっていいし、(調整はいるけど)1週間休んで、ラスベガスに旅行に行ったっていい。もちろん、仕事とか、家族とか、お金とか、それなりに制約はあるものの、でもやろうと思えばできないことはないのだ。

そう考えると、実はこの世は楽しいことだらけなのではないかと思えてくる。

そして、自分たちが、こんなにも楽しいことに囲まれて生きていたのだということに気づくのだ。もちろん、コロナを乗り越えて、また同じように自由を楽しめることが当たり前になれば、きっとそんなことは忘れてしまうのだろう。

それは、「日常」であって、「楽しいことだらけ」なんて、とても思えないのだと思う。

でも、事実は違う。ぼくたち人間は、自分たちがより良い人生を送れるように「人生を楽しいことだらけ」にしてきたのだ。だから、今あえてここに記録しておきたい。

「人生は楽しいことだらけだ」と思えた瞬間を。

もしかしたら、いつかこれを見返して「どこがや!」と思える日が来ることが、一番幸せなことなのかもしれない。



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