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父と私とプレイステーション

皆様ごきげんよう、あみぃちゃんです。
前回の話の続きをしようと思ったのですが、PS(プレイステーション)が25周年だそうで、noteの企画で「#プレステの思い出」があったので、これは書かなければと。今週はちょっと思い出話をしますよ。

そもそも私がゲーマーなのは、父の影響。父は私が産まれる前からファミリーコンピュータで遊んでおりました。母が妊娠中つわりがひどくて横になっていた傍らで「風雲たけし城」をプレイし、BGMを「戦場のメリークリスマス」にしていたせいで、未だには母はその曲を聞くと気持ち悪くなるというパブロフの犬の実験のような有様になっていたりするのですが。。

でもって、プレイステーションが発売されたのは25年前、1994年12月3日(奇しくも父と誕生日が同じ)。当時スーパーファミコンで遊んでいた父は、プレイステーションが発売されてからもすぐには購入せず、スーパーファミコンで「マザー2」「クロノトリガー」「タクティクスオウガ」などを繰り返し遊んでいました。
しかし、ついにプレイステーションの購入を決めたのが1997年。その年はビッグタイトルが発売された年でした。

そう、「ファイナルファンタジー7」です。

私もプレイステーションが発売された当時は4歳でしたが、購入時には7歳。すでにゲームボーイでポケットモンスターをプレイし、父のスーファミを借りて自分でちょこちょこマザー2をプレイしたりしていましたから、ファイナルファンタジー7とプレイステーションが家に来た時には興味津々。早く一緒にやろう!とワクワクしていたのを覚えています。
父がプレイする横で攻略本を手にして気分はナビゲーター。あっちにアイテムがあるよ!こっちが正しい道だよ!と仲良く遊んでいた記憶が本当に懐かしいです。父がコーヒーを淹れに行っている間にプレイしていたら敵にエンカウントしてしまって、当時の私はターン制以外の戦闘なんてやったことがありませんでしたから、半泣きになって父を呼びに行ったことも。アクティブタイムバトルは小学校2年生には難しかったのかもしれません。

その後に父が購入したのが「パラサイト・イヴ」。ニューヨークを舞台に繰り広げられるサスペンス・アクションゲームです。確か、これは血の描写があるのでR指定(12か15)をされていたはずなのですが、若干8歳にして私はネズミがクリーチャーになるイベントムービー(しかもスクウェアのムービー技術なのでリアル具合が素晴らしかった)を見てしまい、それが未だにトラウマです。R指定ってちゃんと仕事してたんだなって思います。
私にとってニューヨークのセントラルパークは巨大ミミズが出てくる場所だし、カーネギーホールは人体発火する場所です。アツい風評被害。
それでも頑張ってナビゲートした私に、もう怖いものはありませんでした。

そしてプレイステーションで父が一番ハマったのが「ファイナルファンタジー8」。

7よりもっと美麗になったムービーや、人物のモデリングも非常にリアル。そして、RPGらしからぬ世界観(中世っぽくない)。父が一番気に入って、私も大好きになりました。9歳になって少し慣れてきたナビで父は世界を旅し、私も仲間になった気分ですごく楽しかったです。最初はただ攻略本の内容を読んでいただけでしたが、段々と知識が増えていって自分で効率の良いダンジョンの踏破方法などを編み出しては父をナビゲートして、さくさくクリアできた時の「頭いいなぁ!」と褒められた思い出は、いつまでたっても宝物です。

しかし父も会社員。私が10歳になった頃、仕事が非常に忙しくなり、休日もゲームをするより休んでいたい……と、あまり私とゲームをしてくれなくなってしまいました。

そんな当時発売されたのが「ファイナルファンタジー9」。

このゲームは非常に思い出深いゲームで、私が【自分一人の力で最初から最後までプレイした初めてのゲーム】です。ずっと父が握っていたコントローラーを自分で握り、街の探索もダンジョンの踏破も戦闘も全部自分がやる。たかがゲームでしたが、自分の中で【免許皆伝がかかった試験】のような、そんな気持ちでした。父がやってきたことを自分がちゃんと覚えているか。父がやっていたように、ちゃんと攻略できるのか。攻略本を片手に、一生懸命プレイしました。頑張りすぎて、プレイステーションのコントローラーのボタンが反応しなくなったり、ジョイスティックを押し込んだら戻らなくなったり……馬鹿力だったな……。
父はやはり一緒にはプレイしませんでしたが、たまに画面を覗いては「やってるやってる」と笑っていました。クリアした後は、「一人で全部できたのか!すごいな」と褒めてくれました。今もファイナルファンタジー9をやる度に、懐かしい気持ちと温かい気持ちでいっぱいになります。シリーズの中でも一番好きなゲームです。(内容の話はまた今度)

そして今、私はプレイステーション4でゲームをする旦那の隣で、攻略本を片手にナビゲートしています。
もちろん自分でもゲームをやりますが、ナビゲートするポジションが大好きです。それはきっと、父と楽しくゲームをした思い出があるから……かな?

私の父との思い出は、プレイステーションと共にある、のです。
きっと、これからも色褪せずにいつでも思い出すことができるのでしょう。
私も娘にそんな思い出をあげたいものです。

まぁ、旦那へのナビゲートは「なんでそっち行くの、こっち!」とか「ちがーう!先にこっちのアイテムとるの!」とか大分父と態度が違うので、娘がそれを見てマネしなければいいなぁ……というのが現状の切実な願いだったりするのですが。

おわり

皆様サポートありがとうございます。サポートいただいたお金は、大切に貯金して娘のおもちゃを買ってあげようと思います。