冬、電気温水器、蓄熱暖房機、使い方わからん

年が明けました。
どこかのタイミングで勝手に決めた数字がリセットされただけなので、新年!めでたい!という感覚が特に無いです。12月31日と1月1日でなにか大きな変化があるわけで無く。

それでも地元の仲いい人と会ったり親の元気を確認したり、ごちそうを食べたりおいしい酒を持ち寄ったりできるなら、年末年始も悪くないな~


2022年の個人的な大きな変化といえば、地元を出て地方の1人暮らしを始めたことです。

新たな勤務先は寒いところ。
異動にあたり、ご挨拶した人たちみんなが口をそろえて「寒いよ」と脅します。それ以外無いのかってくらい、みんな「寒い」って言う。

まあ寒いのはマジでした。


初めての1人暮らしで一番苦労したのが「蓄熱暖房機」と「電気温水器」です。

あまりにも寒すぎるこの地域では普通の暖房器具では冬は越せないそうです。凍り付くっぽい。

だからオール電化で24時間で効率よく電気で蓄熱して、熱波を放出する「蓄熱暖房機」が活躍します。

電気代が安い深夜に、内蔵されているレンガのようなものを加熱し、熱を貯める。その熱を日中に放出して、部屋を温かくする仕組みらしい。
その日の気温や時期、部屋の広さによって適切な蓄熱量があるみたいなんだけど、いまいちよく分からず使ったら、一日目にビニールハウスの温室くらい灼熱になりました。

6畳くらいある部屋で、1月は毎日50%くらい蓄熱しています。多いのか少ないのかわからない。寒さには困ってないから良い蓄熱量なのかな…?

もっと分からんのが「電気温水器」。


電気温水器は蓄熱暖房機同様、あらかじめ温水(80度くらい)を前日の電気代が安いときに専用タンクに水をためてお湯を沸かして、それを次の日以降に使うというもの。
こちらに貯水量とかはあるのかな?よく分かっていません。
足りなくなったことはないし、今何かできることがあるかも分からないので初期設定のままです。

オール電化なので、ボタン一つで水を抜くことができます。楽!

年末年始は実家に帰るから、暖房を止めて、水道管凍結防止のために専用タンクの水を含めて水道管から水を抜きます。

不動産屋が言うには、水抜きをした逆の手順でやれば水は元に戻るから大丈夫とのこと。簡単!!


しかし帰宅後、水は出るのにお湯が出ない。凍結している様子もない。

説明書を見ながらいじってみようかと思いましたが、女の一人暮らしにまともな工具など無く、手も足も出ませんでした。
どうやらタンクに水が溜まってない?エラー表示が出ているが止め方が分からない……

諦めてメーカーに問い合わせ、修理して頂きました。


お湯が出なくなった原因は、水抜きの手順が違っていたこと。

本来は電気温水器のスイッチを落としてから水を抜かなければならないところを、電気温水器のスイッチを入れたまま水抜きをしたため、電気温水器に安全ロックがかかってしまい、お湯が作られなくなったのでした。
機械をリセットして安全装置のロックを解除する簡単な作業だったそうで、作業員の方の出張費を含めて修理代は8800円。

引っ越しの説明のときに「よっぽどのことがない限り入居者が電気温水器は触ることは無い」って言われたのに……触らなきゃダメじゃん!

私は大きな勘違いをしていました。

そもそも、冬期間に水道を落としたことが間違いだったのです。

この地域では、長期間家を空けるときは水を落とさないのがルールだそうです。


長期間の外出では、蓄熱暖房機の電源を切るのではなく、部屋の温度を普段過ごすよりも低めに(20度弱くらい)設定する。
集合住宅ならば、これで水道管の凍結はしないそうです。
つまり長期間外出でも水道管の水を落とす必要はないのです。

水道管を落とすのは、停電などで暖房が付けられなくなったときだそう。


なるほど。その使い方なら電気温水器に触ることは無い生活になりますね。不動産屋さん疑ってごめん。


長期外出のときも暖房を付けっぱなしにするのは、電気代がもったいない気もしますが、蓄熱暖房機と電気温水器の性質上、仕方ないです。(でも本当に仕方ないのか教えて欲しい)

実際、帰省から自宅に戻ったとき、蓄熱されていないので部屋は極寒でした。その日の夜に蓄熱するので、どうあがいても部屋は暖まりません。追い炊きをすることはできますが、電気代が高く付くし、追い炊き設定の仕方もよく分からない(寒すぎて調べるのが億劫だった)ので、寒いまま一晩過ごしました。

一度ヒエヒエになった部屋をまた蓄熱暖房機で暖め直すのは時間がかかるものなので、そういう意味でも蓄熱暖房機は冬に切るものではないです。

そういうこと、だれも教えてくれなかった……;;

お湯も暖房も使えないので、年始早々がっつり風邪を引きました。


電気温水器、蓄熱暖房機を初めて使うあなたが、私と同じ過ちを犯しませんように記録に残します。


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