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解けてくると面白い日本文明の歴史‼️#004

第一章 
世界の神話のベースは日本

2-1 世界の神話

世界中に多くの神話がある。

主な世界神話
 ①シュメール神話
 ②エジプト神話
 ③ギリシャ神話
 ④中国神話
 ⑤インド神話
 ⑥南米の神話
 ⑦北米の神話
 ⑧オセアニアの神話
 ⑨アフリカの神話
 ⑩北欧神話

 これらは、聖書や石板、口伝や叙事詩など多種多様な方法で現代に受け継がれてきた。
 これら多くの神話を紹介すると膨大な量になってしまうので、ここからは、重要な神話だけクリップしてお伝えします。

紀元前19世紀の楔形文字で書かれた賛歌

2-2シュメール神話 

  BC5300〜(約7300年前)
 フルリ人、アッカド、バビロニア、アッシリアに伝わる神話

 楔形文字が出来るまで、神話は口承によって語り継がれてきた。

シュメール、メソポタミア地域の歴史区分

原初の神々

 ・ナンム 海の女神。天地を生んだ母
     全ての神々を生んだ母なる祖先
 ・アヌ     天の神。
 ・エンリル   大気の神
 ・ニンフルサグ 地上の女神
 ・エンキ    淡水の神

 その後、多くの神々が誕生していく、ここでは主要な神々だけ記載します。
 ・エレシュキガル: キガル 冥界の女神
           (イナンナの姉)
 ・イナンナ 戦いの女神、愛の神(ウトゥ双子)
 ・ウトゥ  太陽の神(イナンナ双子)
 ・シン(ナンナ) 月の神、暦を司る神
 ・ニンリル 大気の女神(エンリルの妻)
 ・ニヌルタ 戦い、農業の神

シュメール神話の継承

 BC1700年 バビロニア系のアムル人が南部メソポタミアに勢力を築いた。
 古バビロニアの時代、シュメール語とアッカド語は宗教的な目的で保存されバビロニア版のギルガメシュ叙事詩に代表されるようなシュメール語の文献の写本と、エヌマ・エリシュのようなシュメールやアッカドの影響を受けたバビロニア神話が創られた。
 バビロニア神話は、のちにギリシャ神話のベースになっていく。

 前回の日本神話の創生の神々を読んでくれた方なら、シュメール神話の神々の名前や役割、誕生した神々の柱の数(5神スタート)など整合性を感じたのではないでしょうか?

 日本語ではシュメールと発音しています。現地の発音的には
 sūmir, スーミル もしくは sūmar, スーマル。
 イラク口語発音だとソーマル となる。

 日本古代の天皇=スメラノミコトになんとなく発音が近い。スメラ☞スメーラ☞スーミル❓

シュメールの伝統的な王号
 ・エン(En)  BC3500年頃から
 ・エンシ(Ensi、𒑐𒋼𒋛)BC2900年頃から
 ・ルガル(Lugal、𒈗) BC2900年頃から
 一般的に王号の違いについては、各都市毎の伝統の違いであるとされている。

 さらにこの王号の発音
 エン エンシなど日本語の音に近い言葉があります。
 エン=円・縁・炎
 エンシ=エニシ・エミシ=蝦夷=蛭子

ラガシュ王グデア像

番外編 シュメール神話の裏側

次回は、エジプト神話を紹介します。

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