見出し画像

便利さ vs 気持ちよさ その2 vol.4/5 - 例えばコロナという恐怖であおる -

シリーズ通して伝えたいこと

「過剰に便利さを追求するエコノミー(経済)も、
余剰を許さず不便さを強制するエコロジー(環境配慮)も、
どっちかだけだと疲れるから、うまいこと融合させて中庸を見つけましょうよ。

こんな人たちに読んでもらいたい、とイメージして書いてます。
どんな人は読まなくていいか、も考えてみた

コロナという恐怖であおる、の続き

前回「恐怖であおる(優しいはずの)サステナブルシフトの側面」からの続きです。

、、、プンスカプンプン...みたいなこのままいったらヤバイよ系恐怖を抱かせようとしている意図が如実に働いているわけです。頭の中で連想させるにはインパクトもセンセーショナルさも併せ持つキラーフレーズ。

ちなみに「魚の数より多くなる」というキャッチフレーズの力で気づかせようとすること自体に何も反論はありません。
それぐらいの危機感がある状況は海岸に行って、冷静な目で観察していると分かることですから。
論点は、人が恐怖イメージで行動できるか否か。

人間むづかしーもんで、
このままいくと将来やばいよというデータに基づいた事実っぽいことよりも。
その恐怖を語る語り口とか、語る人の雰囲気とか、やっぱりダークな気分になってしまって恐怖を煽られると、そのダークな印象が勝ってしまって、
「なんかそのダークさがイヤだから、もういいです」
そして(エコマインドに)帰らぬ人となるパターン。← こうさせてしまうことって罪だと思うんですよねぇぇぇー!!。
大人が諦めることによって、その尻拭いをさせられるのは、汚れたままの自然を遺される将来世代ですから。

若者のみなさん。


そこは怒っていい。「自然を大事にしなさい」と子どもに偉そうに言う大人の中にも、実は自分ごとにしていない大人は結構いますから。まぁ、今はそんな性悪説な観察眼は置いといて。

コロナ以前はLOHAS時代には見られなかったほど世間の中から環境意識が高まっていました。レジ袋の有料化など、日本のみならず世界中で使い捨てを見直し、エコバッグやマイボトル等リユース品への切り替えが高まりを見せ始めていました。
しかし、それはもはや過去の事となってしまいました。
衛生面への懸念から、使い捨て製品への盲信的な依存がカムバック!

外出解禁や、経済活動の再開への回帰意識が一人一人の中で高まり、そしてメディアがそれを「みんなそうなってるよねー」とビジュアルで助長している今日この頃。
とはいえまだまだコロナ渦で、極度に衛生面への意識が高まっている中で、
特に使い捨てプラスチックは、困った時の正義の味方。
安心安全に代わって優先されるものはありません。
ウィルスという目に見えない相手を警戒するのに、『使ったら捨ててしまいさえすればもう安心』感は、ありますよね実際。
実際の使い捨て vs リユースの衛生面での科学的事実は、結論、使い捨てだから衛生的ということはないようですが、それはさておき。
使い捨ての方が安全そう、という無意識の印象を根拠に、無意識に判断していますよね?
捨てるんだから安全じゃん、以上、という。ここで、
「いやいやエコバッグを毎回洗えばいーんでねーの?」
「いやいや買い物の度に洗うのは面倒」
、、という話になりがちですが。
使い捨て vs リユース に関しての議論はまた今度ということで。

なんかですねー>_<;、いつも心がどんよりしてくるのは、
現状 vs エコシフトの議論って、割と個人個人が大切にしている価値観 = 思想 / イデオロギー同士がぶつかるもんだから、ギスギスした会話になりがちで、それがほんと、やだw
いつかそれについてもちゃんと書いておこう。。

なんでギスギスするのか、についてはこんな考察も。

ここでは、コロナという恐怖に煽られている中で、サステナブルシフトはどうすんねん、という観点にのみ焦点を当てます。

コロナ渦でのサステナブルシフト、むずっ

コロナ渦においてもサステナブルシフト派が引用するのは、話題作りと言えばこの人、小泉進次郎環境相の存在を駆使して、グリーンリカバリー(環境配慮型の復興)であるべき!と発信しています。
私はべき論では心が動かないタイプなものですから、やっぱり中庸派、『便利で且つ面白ければサステナブルシフト派』なので、そういう人の目線で報道を俯瞰していると。

そうなればいいよねーとは思うけど、実際グリーンリカバリーの報道が加熱しているとは正直見えてません。
視点と言い方を変えると、メディアがそこに興味を持てていない(数字取れなそーって思われている、とも言う)

「タダだったレジ袋が有料になる」は大きめに報じられます。Yahooニュースに集まるコメントの数を見ていても多め(コメ数1,000を超えて赤く表示されているし)。
どちらかといえば、
コロナ渦のソーシャルディスタンスを維持したままの経済活動を、どういう
“便利な"
技術やサービスで乗り切るか、にメディアは興味を寄せていると見えています。それがエコであるかどうかの議論がその土俵に乗っているかというと、まだまだメインストリームでは蚊帳の外。
お茶の間や主婦に届いているかどうか、という視点で考えるならば、
「コロナリカバリーも、グリーンじゃなきゃダメだっ!ぬおー」
という叫びで動く人は稀だろうから
「これなら便利だし、グリーンでもあるよね」
という中庸を見つけにいった方が、人は動きたくなりやすいと思っています。

具体例を示したいんだけど、長くなったので、それは次回、
便利さ vs 気持ち良さ その2 vol.5/5 - 台風災害という恐怖であおる - にて。

貴重なお時間を使ってお読み頂きありがとうございました。全て無料で書いています。フォロー、スキ、コメント(賛否どちらも)はすごく励みになります!でわまたふらりとお会いしましょう:)