見出し画像

「意味のイノベーション」における作り手の倫理学

働くことは何かしらのかたちで「作る」ことだ。商品やサービスをつくる。物や時間をつくる。つまり働くぼくたちは皆「作り手」である。自覚的であるとないとに関わらず。

その作り手が「本当はこんなもの作りたくないんだけど」とか「こんなの自分じゃなくても作れるんだけど」といって仕事をしていると、当然いいものはできない。自分にとっても他人にとっても良いものを作るには「私にとって本当に善いものとは?」「今作っているそれを、あなたは本当に善いと思うのか?」を問い直す必要がある。

今日は、作り手にとって「倫理」とはなんなのか?を考えてみる。

ここから先は

1,584字 / 1画像
マガジンの売り上げは、アートワークショップの企画や、子育てをする保護者やケアワーカーがアートを楽しむための場づくりの活動費(書籍購入、リサーチ費など)に使わせていただきます。

アートの探索

¥500 / 月

このマガジンは、アートエデュケーターの臼井隆志が、子育てのことや仕事の中で気づいたこと、読んだ本や見た展覧会などの感想を徒然なるままに書い…

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。いただいたサポートは、赤ちゃんの発達や子育てについてのリサーチのための費用に使わせていただきます。