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日常、回想。

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ふと心に浮かんだちょっとしたこと、読んだ本の感想、見つけたマンホール、そういうよしなしごとをためておくマガジンです。色んなテーマが入り交じることが予想されます。
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無題

2023年2月 「ロシア語を学んで、ほう、シベリア鉄道に乗ったご経験も。それはそれは……今では到底想像もつかないことですね。」 「はい、そう思います。」 ーーーーー 2019年9月、成田国際空港からウラジオストクへ飛び、その日の深夜0時59分、モスクワ行きのシベリア鉄道に飛び乗った。 ベッド4つで1部屋の2等寝台。 電車が走り出すまでの30分ほどは空調がついていなかった。シベリアといえど9月はまだ暑く、全く寝付けない。 だいたい1晩ほどで乗っている人は入れ替わる。

1年くらい経った。そして2020年の大学生活。

「ほんとさあ…言うのが遅いんだよ!!何月何日だと…!」 倉敷のまちなかで叫びそうになったあの日から、だいたい1年くらい経ってしまった。 大学から休講だか授業開始時期延期だかの連絡が送られてきた。 酒好きの友達が酒屋で日本酒に夢中になっている。 私は酒屋の暖簾をくぐり出て、倉敷の春を身体いっぱいに浴びていた。 大学を責めるつもりは全くない。 周りの大学に比べて連絡がとても遅かったとは思うが(授業開始が4月2週目とかなのに3月末にやっと送られてきた。)、まあ色々事情があるの

小さなまちの暇つぶし

深夜、いつもの駅からの帰り道。 元々相当臆病な私なのだけど、なぜだか今日はいつも以上にビクビクしていた。 後ろで人が躓くだけで飛び跳ねるくらい驚いて、家までドキドキが止まらなかった。 時々後ろを振り返って歩く。 嫌な汗が出る。 鼓動があまりにも速くなって、思わず首に指を添える。 ふと小学生の頃によくこれと同じような感覚があったなと思い出す。 秋から冬に向かう頃の、夕日が山の奥に沈んで辺りが暗くなる直前。 小学校から1人で1.5kmの通学路を歩いているときの、あの感覚。

ちょっと遅めの夏の朝、全く内容のない話。

まだ朝って言って許されますか? 大学生なら許されそうです?? 最近毎朝、起きると雨が降ってくるみたいな梅雨らしい天気が続いていましたねぇ…。 今日は朝起きて、障子を開け放ったら晴れ! 控えめだけど蝉の声。 まだ暑すぎもせず、最高に気持ちの良い朝! こういう日に限って、いや、こういう日だからこそなのか…二度寝、なんなら三度寝だってしてしまう。 ほんとは6時半に起きたんです、ほんとだよ。 で、次時計みたら8時半とかで。 結局、9時くらいにようやく布団から這い出る。 布団

ある常連のお客様。

都内の飲食店でアルバイトを始めて半年少し経った頃だろうか。 だいぶ慣れてきて、良くも悪くも「いつも通り」の仕事ができるようになってきた頃だったと思う。 慣れるまでは仕事を覚えるのに必死で、なかなか周りを見たり、お客様と会話を交わしたりすることが難しかった。 それが徐々に慣れてきて、できるようになってきはじめの、そんな頃。 仕事に慣れてきてしばらくって、今思えば最低限ができるようになっただけなのに、なんだか一通りこなせて一人前になったかのような気分になってしまう。 それと同

中国に住んでみて驚いたこと、そしてどうやって適応したか

どうも、うすしおです。 今日は普段の旅行記とは少し違います。 内容も違うし、文体もちょっと違います。 文体が違うのは、深い意味はありません。笑 実は2011年~2014年の3年間、私は中国の深セン市というところに住んでいました。 小学校6年生から中学3年の4月までです。 日本からいきなり中国に行くことになり、色んなことを経験しました。 帰国後しばらくして、高校1年生の時のことです。 ふと、高校受験が終わり落ち着いたところで、中国にいたときの経験を書いてみたくなりました。

次の旅支度を、またいつでも旅に出られるように。

お久しぶりです、うすしおです。 最近ちょっとnoteを離れていました。 書きたいことはたっくさんあるんですけど、1回休憩しようかなと思って。 大学がしばらく休講になり、いきなり1ヶ月丸々暇になったので、本を読んだり語学を勉強したりと、ここぞとばかりに「まとまった時間があったらやりたかったこと」を解消しています。 それでもちょこっと文章書きたいなと思って、久しぶりにnoteを書くことにしました。 ちなみに画像はハンガリーのブダペスト西駅です! 突然ですがみなさんは、旅支度