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投げかけに対してリアクションする

「誰かこれやってくれませんか?」
と誰かが言ったとき「自分は忙しいから無理だ」と思ったとします。

そんなときは「ノーリアクション」でした。

相手が期待している行動は「この仕事を誰かにやってほしい」つまり「仕事を引き取ってほしい」だと理解していて、それが自分にはできない、リアクションするべきではない、というロジックがそうさせます。

その理解は間違ってはいませんが、現実はもう少し奥行きがあることに最近気付きました。

もう一段低レイヤーで相手が期待していることが「リアクション」です。

誰かにことばを投げかけた時点ですでに誰かから反応をもらうことを期待しています。

なので、私にできることは「忙しいので私はちょっと厳しいです」と返すことです。

なんだそんなこと、という感じですが、実はこれは結構心理的安全性が高くないと言えないことなんじゃないかなーと思いました。

「忙しいのでちょっと厳しいです」は、まあつまるところ「NO」と言っています。

あまり関係性が築けていない場においては、わざわざ反応して「NO」と言うのは気が引けます。
少なくとも私はそうです。
例えば入社して間もない時期に「誰か〜」という呼びかけに対して言い方はどうであれ「NO」と反応するのは勇気がいるんじゃないかと思います。

なんでかな?と考えてみたら、その反応に対する反応が未知で、もっといえばネガティブに捉えられるんじゃないかという恐怖があるからだと思いました。

でも、たいていの場合、リアクションしてくれたことについてポジティブな評価をします。
私ならそうします。
なのに、なぜかそこに想像がいきづらい。
多分恐怖が見えなくさせているんだと思います。

個人の行動指針としては、とりあえず投げかけにリアクションすることをこころがけたいし、チームビルディング的な観点では、「リアクションすること」に恐怖を感じるような場になっていないかを気にかけて、それを崩していくアクションをとりたいと思いました。

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