フォローしませんか?
シェア
ぜんこう
2022年2月3日 12:23
これは、2020 年度に note で 5 回にわたって(Ⅰ〜Ⅳ+補論)公開した「東⼤⽇本史の理論」を1つにまとめ、2021年度に公開した記事の内容も若干織り交ぜたものです。2021年度末をもって活動を終了しますので、今まで蓄積してきた東大日本史に関する理論の集大成とお考えください。なお、noteで公開したものに加筆・修正を⾏なっている箇所があります。 PDFも用意しましたので、ご利用ください
2021年4月28日 17:23
「出題の意図」が更新されました。ここでは、前年度と比べてどこが変わったのか、東大はどのようなメッセージを伝えようとしているのかということに焦点をおいて考察していきたいと思います。↓「令和3年度解答等の公表」はこちらから。自分が受ける科目のものは見ておきましょう。検討以下、引用しつつ考察を加えます。問題はいずれも、①日本史に関する基礎的な歴史的事象を、個別に記憶するのみならず、 覚えた事
2021年2月8日 23:22
直前期ということで、過去問や模試過去問について記事を書きたいと思います。「東大日本史の理論Ⅰ」ではイントロダクションを、「東大日本史の理論Ⅱ」では問題の性質や解き方に関する抽象的な議論を、「東大日本史の理論Ⅲ」では、よくある誤解を持ち出してイメージを浮き彫りにするとともに、通史学習の方法を扱いました。そして先日の「補論」では、論述の注意点について具体的に言及しました。このように、このシリー
2021年1月25日 14:48
はじめに共通テストお疲れ様でした。今は二次試験に向けての勉強に余念のないことと思います。さて、今回は論述の表現で気を付けるべきポイントについて紹介します。先日の「東大日本史の理論Ⅱ」において下のように書きました。タイトルにもあるように、これは「補論」となります。いざ論述となるとめちゃくちゃな日本語になりがちかもしれませんが、めちゃくちゃな日本語=論理的思考力の欠如、と判断されかねません。自
2020年10月30日 15:43
よくある誤解①知識詰め込み論平たくいうと、普通の論述問題のように、問に対して自分の知識だけで答えてしまうこと、さらには「単語を詰め込むことが何より大切」と考えてしまうことです。批判1:先ほどから見ているように、東大日本史は少し変わった視点から問題を出してきます。中には資料文で初見の内容を出してくることがあります。ですから、答案には当然その内容を反映させなくてはなりません。批判2:資料文か
2020年10月29日 00:16
続きです。イメージをより具体的に前回の記事「東大日本史の理論Ⅰ」に示したように、東大日本史は、日本史の知識を問うためだけの試験ではなく、日本史を媒介にして受験生の学力そのものを暴く試験だと言えます。問題はいずれも、①日本史に関する基礎的な歴史的事象を、個々に暗記するだけでなく、互いに関連づける分析的思考を経た知識として習得しているか、②設問に即して、習得してきた知識と、設問で与えられた情報
2020年10月25日 23:15
お久しぶりです。今回は、かねてから予告していた「東大日本史の方法論」についての記事を書きます。いくつかに分けての投稿となります。はじめにまずは初歩の初歩から。「東大入試の日本史」というとどのようなイメージを抱くでしょうか。おそらく世間のほとんどの人はこう考えるでしょう。東大なんだから、普通の人は絶対知らないような難しい単語や細かいことを聞いてくるんじゃないの?やっぱり東大生ともなる