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バーバパパの不思議で奇妙で魅力的な作品たち(YouTube)

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 バーバパパというクリエイターをご存知でしょうか。

 ご迷惑になることを回避するためリンクは貼らないでおりますが、検索したらすぐヒットするのですぐ分かると思います。

 代表作としましては「ウ”ィ”エ”」「ドリオ夫人」「にょーり君」などでしょうか。すでにご存知である方なら、もっと別の作品を挙げるかと思います。それだけ作品それぞれ個性豊かで印象に残る……言い方を変えるとインパクトのある作品が豊富です。

 私が初めてバーバパパさんの作品に触れたのはいつだったのか、そして初めて観た作品はなんだったのか、いまやすっかり覚えていません。「ウ”ィ”エ”」だったかな……。

 現在はチャンネル登録をして、新作が来るのを心待ちにしている視聴者の一人となりました。

 バーバパパのここがスゴイ!

 さてバーバパパさんの素晴らしいと思えるところは沢山あるんですが、いくつかに分けてご紹介したいと思います。

 1.一ヶ月に1度、作品をアップしている

  もうこれがスゴイことですよ。バーバパパさんの作品はオリジナルの楽曲とそれに合わせて動く3Dのアニメーションが一つとなったものです。
  これがほぼ休みなく一ヶ月に一度のスパンでアップされてる。
  音楽について素人である私ですが、幅広い楽曲を制作されているすごさは分かります。
  また、3Dアニメーションの作成にかかる時間や技術が大変なものであることも知っています。
  (アニメも3Dモデルも作ったことないけど、絵を描くのに時間がかかる私にとって立体化なんてものは気安く出来るものではないと思ってる)
  スケジュールの管理もきっと上手いんだろうなと思っています。

 2.技術力が上がっているのが見て分かる

  もしかしたらバーバパパさんにとって、作品の投稿は通過点に過ぎないのかもしれません。
  愛用されていたPCに事件があったようですが、新調したPCがさらにバーバパパさんの映像作品のクオリティを上げました。PCの能力もあったとは思いますが、それを可能にしたのはバーバパパさんに他なりません。

 3.作品の奥深さに驚かされる

  私なぞはその作品を見ただけでは分からなかった、なんてことばかりなのですが、コメント欄を見ると「あっ、そうだったんだ!」と気づかされます。バーバパパさんは作品に対して解説をほぼしないようなので、もちろんそれは視聴者側の解釈の一つにすぎません。

  正解は分からない。

  でもいつだって、新しい視点というものは何らかの感動を得るものです。

 オススメ作品

 ここからは完全に独断と偏見によるものになりますが、初めてバーバパパさんの作品を触れるならばこの辺りがオススメ出来るのではと思ったものを四作品ピックアップします。

 なお、リンクは貼りません。検索の際には「バーバパパ 作品名」とするとよいでしょう。

・どん隆義 時代の肴 金曜歌謡劇場 2005年 録画
 ※バーバパパさんが歌ってる?
 しょっぱなから不思議な歌詞で始まる歌謡曲風の楽曲。
 ギンギラギンの着物を召して、不思議なヘアスタイルをした男性歌手の登場します。
 2022年3月に発表されたこの作品は、この記事を書いてる時点では最新作です。
 お孫さんが大好きな祖父の歌。個人的には01:59からのフレーズが好きです。
 ステージギミックは派手派手で、なんだか懐かしさを覚えます。
 なにげに着物の3D処理が丁寧で、いわゆる『破綻』と呼ばれる現象が起こっていないのも素晴らしいところ。

・無責任感
 ※ボーカロイド音声による楽曲
 バーバパパさんの描く世界観の中ではポップで明るい部類の作品。
 曲の雰囲気が徐々に変化していくのに合わせて、歌詞も変化していきます。
 2020年4月に発表された作品。
 キュキュ、と木が軋むような音や手拍子など可愛らしい一方で、歌詞はとても鋭くてよく刺さります。
 この曲に影響された、とするには私の行動は遅すぎました。
 初めて試聴したときは分からなかったんですが、今は歌詞の意味が見えてきた気がします。

・インク切れ
 ※ボーカロイド音声+恐らくバーバパパさんのセリフ
 バーバパパさんの不思議世界に初めて触れるなら、このタイトルが比較的レベル低いというか共感レベルが近いのではないでしょうか……。異論は認める。
 2021年4月に発表された作品。
 タイトルの通り、インクが切れてるんですよ。使おうと思ったら書けないんです。交換したんですよ。新しいものに。消えかかってたら新しいのを予備から出しておいてほしいのに、ないんですよ。
 こういった状況、経験ある方なら「ああ……」となるかもしれません。
 間違いはどこで正すとよいのでしょうか。

・ドリオ夫人
 ※歌詞のない、音楽だけの動画
 「ウ”ィ”エ”」と並んで人気の高い楽曲。アレンジされた動画も多く上がっています。ストーリーを感じさせる3Dアニメーションと共に流れていきます。
 2020年9月に発表された作品。
 ランドセルを背負った子どもと、子どもたち。遊び始めた彼らの元に、女性と思われる誰かが近づいてきました……。
 ちょっと不気味で不安定な気持ちにさせる楽曲。無限ループのところはぞっとしました。

 気になってきました? 「ウ”ィ”エ”」については『夢に出るくらい怖い』という感想も出てるので、視聴するのであれば多少の覚悟してから観た方が良いかと思います。

 もちろん他の作品も素敵ですし、紹介したタイトルよりも『こっちの方がいい!』というご意見もあると思います。その逆もしかりで、全体的に受け付けないという事もあるかと思います。感想とはそういうものです。

 布教というよりは、日本にはこんなクリエイターがいるんだ! ということでご紹介しました。

 YouTubeを閲覧するとき、気になったらぜひ見てみてください。

カバー写真:Unsplash

撮影者:JOSHUA COLEMAN

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