マニアな医師はなかなかいない・・・
一億総ムービー時代。
誰もがスマホでスポーツ動作を気軽に撮影できる時代。
動作の問題がスポーツ傷害の原因になっていることが圧倒的に多い中、この一億総ムービー時代に動作分析をしない手はありません。
でも・・・
難しいですよね。
いい投げ方、いい打ち方、
いい走り方、いい飛び方、
それぞれのスポーツおいて、動きを分析してアドバイスすることは指導者もやってくれるでしょう。
しかし、スポーツ傷害の予防やスポーツ傷害の再発予防、または治療において的確なアドバイスができる指導者はどれだけいるでしょうか?
誤解を怖れずに言うと、1人もいないと思っています。
いや、ちょっと言いすぎかもしれません・・・
しかし、徹底して突き詰めると
スポーツ傷害をしっかりと診断した医師ナシには
その原因となっているかもしれない動作を指摘し、
改善策を提案することは難しいと思います。
ということで、昨日お届けした動画撮影のポイントをおさえて動画を撮影して、主治医に見てもらいましょう。。。
と言いたいのですが、残念ながら、
大抵の医師はそんなアドバイスはやっていません。
そのスポーツには詳しくないから・・・
監督やコーチに相談してくれる?・・・
となる医師がほとんどだと思います。
それはそうです。
具体的にスポーツ傷害の原因をスポーツ動作に求めるトレーニングや訓練をほとんどの整形外科医は受けていません。
スポーツドクターの資格を持っていても同様です。
だから、結局、監督やコーチに診断名だけ告げて
アドバイスをしてもらうことになります。
振り出しに戻ってしまいました。
これは大きな問題だと思います。
画像で診断をつけて、安静か注射か手術かを選択する
それで終わりの整形外科診療ではスポーツ選手は救えません。
ですが、診断がないとスタートラインにも立てません。
どうにかしないといけないなぁといつも思っています。
もちろん、僕自身はスポーツ動作を見ること、
スポーツ傷害の原因を探し出すことは、
学生時代からマニアックに突き詰めてきた人間ですから、
得意分野ですが、
そんなマニアはなかなかいません・・・
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