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ふと浮かんだ言葉を残していきます。
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2020年6月の記事一覧

【詩】雨雲があっても

吹き込む雨で床がぬれる しめれば暑いとわかっていても しめないわけにはいかない 除湿をか…

天鳥そら
3年前
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【詩】伝

空言(そらごと)ばかりを繰り返す 熱き思いを口にしない 口にしたとたん 空気に触れて冷めて…

天鳥そら
3年前
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【詩】ひとりとふたり

ひとりでは手はつなげない ふたりならつなげる ねえ、て、つなごっか いつからつながなくな…

天鳥そら
4年前
11

【詩】サインはいつも

くりかえしとどく これはなんだろう まどろみの中で打ち寄せる 町の中でふと気づく あおい…

天鳥そら
4年前
17

【詩】ゆっくりといつのまにか

いつからはじまっていたのか それはわからない もしかしたらあの時だったのかも いや、もっ…

天鳥そら
4年前
20

【詩】タイミング

たまたま振り返った時 名前も知らない君と目が合った 軽く会釈したのか 苦笑したのか それ…

天鳥そら
4年前
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【詩】しんとしてる

風邪をひいて熱出して お父さんは会社 お母さんは買い物 妹は幼稚園 誰もいない家の中でひとりきり 時計の音がおおきくひびいてねむれない 外で話をする隣のおばさんの声 犬が吠えて飼い主のおじいさんに叱られてる 宅配のトラックが止まる音 郵便屋さんがポストに手紙をいれる音 なんでもかんでも大きく聞こえる 息をすったりはいたり いつもはちっとも気にしないのに とんでもなく大きく聞こえる しんとしてる しんとしてる 家が呼吸する音まで聞こえてきそう

【詩】とうとう

とうとうやってくる 首を長くして待ちわびた 大切なもの 誰にもわたさない 誰にもわたすこ…

天鳥そら
4年前
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【詩】じろっ

じろっとみてる ぼくことをみてる どうしてそんなにみてるんだろう 黒い大きな犬 学校の近…

天鳥そら
4年前
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【詩】勇み足

はりきってみれば空振りにおわり ここれでばっちりと思ったらタイミングが合わず こうこうこ…

天鳥そら
4年前
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【詩】もう一歩

もう少しもう少し あと少しが届かない 苛立つ額に汗が流れ 最後の一歩に力を入れる 君の努…

天鳥そら
4年前
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【詩】

深く深くもぐる どこまでももぐる 限界がくるまで私はもぐる 空に向かうロケットのように …

天鳥そら
4年前
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【詩】トントン拍子に

身体が軽く羽が生えているよう 地面を蹴る足も力強い いつもよりジャンプ力もあるみたい 空…

天鳥そら
4年前
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【詩】ぐるぐるぐる

ぐるぐるぐる ぐるぐるぐる 同じところをまわってる 何度も何度もまわってる 遊園地のコーヒーカップなら時間がくれば止まるけど 頭の中のぐるぐるは なかなか終わりがみえないな その内家の中をぐるぐるまわって 出口を探してまわってる いつ終わりがみえるのか いつぐるぐるが止まるのか それは誰にもわからない ああそうか どこからかふってきたひらめきが 頭の中のぐるぐる止めてくれる ぐるぐるしていることに気がついたら ぐるぐるから そっとはなれてみよ