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2023年6月の記事一覧

【詩】光があたる

陽はあたる 必ずあたる 朝だけだけど 必ずあたる 明けたばかりの空 みずみずしい香り あっとい…

天鳥そら
10か月前
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【詩】傘はあなたにあげよう

ひとりきりだった ひとりきりで雨を前に ため息をついた 油断したわけじゃない 折りたたみ傘は…

天鳥そら
11か月前
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【詩】長い付き合い

雨がふる もっとふるふる もっとふる 山も川も 青く輝く 雨よふれ もっとふれふれ もっとふれ…

天鳥そら
11か月前
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【詩】夏のせいだと言い聞かせる

「ひとりですか?」 カフェでひとりきりの私 声をかけられた私 答えに詰まる私 しばらくの沈…

天鳥そら
11か月前
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【詩】晴れるまで傘をさそう

雨の日ばかり続くなら 晴れの傘をわたそう 傘を広げれば青い空 白い雲が穏やかに流れてる 夕暮…

天鳥そら
11か月前
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【詩】お話ちょうだい

お話ひとつくださいな ぴょんとお膝にのったなら 降ってくるのはお月様の物語 小さな花にお月…

天鳥そら
11か月前
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【詩】先へ進む

迷う、迷う、迷う 結果が出ていても 表に出ていないときは わからない わからないと迷う このままで良いのか迷う 今まですっきり晴れていたのに 急に霧に包まれたみたい あっちでいいの こっちでいいの 明るい昼間の森から 暗い夜の森に早変わり 変ね、さっきまで明るかったのに 笑い声の絶えない森に 昼間には聞こえない夜の声 不気味にあやしく響きわたる どこかに明かりはないかしら 見上げれば月がある 今は霧にかかって見えやしない よけいに不安になって あたりを見回しても 奇妙な

【詩】風が吹いても雨が降っても

朝からの土砂降り雨 お昼になる前の大風 憂鬱な1日のはじまり せめて雨だけならいいのに せめ…

天鳥そら
11か月前
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【詩】冒険の書をたずさえて

誰も知らない 誰にも見せない 冒険の書 生まれたときから持っている 生まれる前のことも書いて…

天鳥そら
1年前
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