今日は県民の日です。千葉県でも各学校がお休みになり、学生さんが休日を満喫できる日です。私も学生のころは、6月には祝祭日がないので、県民の日を楽しみにしていました。県内の施設などが無料、もしくは入場料無料になるため、今日はお出かけした方もいたかもしれませんね。

　朝から雲が広がり、細かな雨が降っていました。気温も低いので、屋外で遊ぶのは肌寒かったかもしれません。ただ、このぐらいの雨模様なら、ディズニーランドでじゅうぶん楽しめるんですよね。アトラクションも中止にならないこともあります。

　屋内であれば、スパや温泉、映画に博物館、ちょっとした小旅行が楽しめたでしょう。外でぬれると体が冷えるので、屋内でゆっくり楽しめるのはいいですね。

　以前は、プラネタリウムが好きで、千葉市科学館に何度か行ったことがありました。私が行ったときは、宮沢賢治原作『銀河鉄道の夜』のプログラムが上演されていました。音楽も素晴らしく、ナレーションもやさしくおだやかな調子で進んでいきます。つくりものの夜空ではありますが、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

　最初はひとりで行きましたが、2度目は友達と行きました。

　夏休みの読書感想文の作品として選ばれることも多いですね。本屋さんでは、夏のおすすめ本としての本がならび始めました。毎年、必ず、夏になるとならぶ『銀河鉄道の夜』。

　子どものころに読んだけど、結末がいまいちわかりませんでした。それから、二十代になってから何度か手にしました。

　深く、深く、手をのばしてくるような作品です。気づいたら、また手に取っているかもしれません。

　今度は、別の感動が胸の奥からあふれてくるのでしょう。

　私だけでなく、繰り返し繰り返し、本を手にして読む方も、きっといらっしゃいますね。

　大人になって、何度か読んで、不屈の名作と呼ばれる理由がわかったような気がしました。

　夏に星空観察をする方もいるかもしれません。冬と違い夜風は心地良いでしょう。星が散らばる空を走る列車が、見えそうな気がするかもしれませんね。
　
　梅雨が過ぎれば、今度は、雲が恋しくなるほど、大きく空が広がるでしょう。