【詩】祈るひとを見守る
しずかにしずかに
じーっとね
祈りを捧げているひとを
そっとしておこう
私の大好きな神様
にこにこしてる
だから私もまじりたかったんだけど
にゃんと鳴いたら
祈っているひとは私に驚いて
慌てて去ってしまったよ
ああ
神様の残念そうなお顔
ごめんなさいと謝ったら
また来るからだろうから大丈夫だよと笑ってくれた
神様のいうとおり
日をおいて
また同じひとがやってきた
どんなお願いしてるのかな
何を思っているのだろう
私にはわからない
私にはみえない
神様だけが笑ってきいていらっしゃる
そーっとそーっとね
祈るひとのそばに寄る
驚かさないように
祈りの声に耳をすませる
みたことのない海と空の向こう
小さな島や大陸がみえた気がした
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