見出し画像

白と薄紫の藤

 桃色の藤もあるそうですね。

 庭に藤棚を作っているご近所さんがいるので、ちらっと眺めつつ通りすぎます。

 今がまさに盛りのときでしょうか。あしかがフラワーパークでも、満開のお知らせをしていました。

 ゴールデンウィーク中は、人が集まりそうですね。

 藤は薄紫だと思っていたので、白や桃色の藤は珍しいように思います。上から水しぶきをあげて流れ落ちる滝のように、藤の花が下に向かって垂れている姿は神々しいものがあります。

 このnoteを書いている今、雨風が強いので、せっかくの満開の藤がいつまでもつのかとひやひやします。

 丁寧に手入れされた藤は、まるで自然のシャンデリア。

 野山で見かける藤と違い、ちょっと不自然な気はするものの、しゃらしゃらと音をさせそうでもあります。

 見事な藤の下に立つと、異世界に迷い込んだかのような気になりそうです。

 自然に親しむといっても、道が整備され人が通る場所しか行ったことがありません。

 自然の奥深く。人を知らない動物がいるような、何者も入り込まないような場所に踏み込むと、美しいを通り越して恐ろしい気持ちになりそうです。

 恐ろしいけど慕わしい。

 怖いけど近寄りたくなる。

 満開の花の下では、自然の一端を垣間見ることができるかもしれませんね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?