【詩】危険信号
大地を蹴って
空に向かって大きくこぐ
小さな児童公園の小さなブランコ
このまま体が青空にほうりだされてしまうんじゃないかって
ドキドキしながら高くこぐ
危ないよという声は聞こえないよ
空と雲と太陽がこっちにおいでと呼んでいる
このまま飛んでいけたらどんなに良いだろう
こいでこいでこいで
このまま飛んでしまおうか
大きく吹いた風に目を閉じて
じっと空の向こうを考える
危ないよという声は
自分の中の危険信号
こぐのをやめて
ゆっくりゆっくり
大地が近づくのを待っている
危険信号が青色にかわる
ドキドキする胸おさえたら
茶色の地面に足おろす
ああ次は
すべり台で遊ぼうかな
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近所の学校が休校なので、公園には子供たちがたくさんいます。野原で走って笑って、元気そうな姿を見ると嬉しいです。
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