【詩】忙しくても何事もなく流れていく
道路は車でいっぱい
お店は人でいっぱい
手には荷物でいっぱい
いそがしい
いそがしい
泣きじゃくる子ども
母、呼ぶ声にふりかえる
どうしようか
声かけようか
サービスカウンターに連れて行こうか
迷っている内に
ひょっこり顔出すお母さん
カートにはかご乗せて
たくさんの荷物を入れている
泣きやむ子ども
ほっとひと安心
振り向いたひとの顔
ゆるんだ笑顔
ほんのひとときだけ
すぐ
何事もなく人の波が流れる
清々と流れゆく川に浮かんだ小枝
ひっくり返ることなく流れていく
大きな事件もなく
小さな事件はすぐ解決して
今日という日が流れていく
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