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魔女のいる世界

私はキャンドルを作っていて、キャンドルは気分の悲しい時には感情が移るから作らないようにしているし、注文を受けてからその人に向けてしか作らないようにしている。

その人のことを何となく感じ取り、思いながら作るようにしている。

なのでたくさんは作れないし、仕事をしているので、休みの日にしか作れない。

アロマオイルを入れているのだけど、おまかせと言われたら、その人をイメージして勝手に配合を作る。

決して何かが見えているわけでも、霊能力がある訳でもないが、なんとなーくその人から思うものがある。

手を使って心を込めて作るものには、その人の感情が宿る。
いい意味でも悪い意味でも。

なので、届いたキャンドルを手にした時に、幸せな穏やかな気持ちになってもらえることを願って作っている。

そして私は、自分のためにハンドクリームやボディークリーム、香水代わりのアロマスプレーなどを作っている。
何が入っているのか、自分で分かったものをなるべく使いたいからだ。

そして好きな香りを身にまといたいから。

いつも会社や友達の前でそれを使っていると、大変不思議そうに見て必ず聞かれる。

歌を歌う時も、聞きに来てくれた人がまさに望んでいる歌をちょうど歌ったり、気持ちを込めて歌ったり。

そこで言われるのが、

なんだか魔女みたいだねぇ

という言葉だ。
確かに。そうだなあとおもう。

この世界には考えてみると、色んな魔女がいる。人を癒す魔女。
人にやる気を与える魔女。
才能を見出す魔女。
悲しみを取り除く魔女。

みんな、何かしらの役目で人を癒したり、勇気づけたりしている。
ある意味魔法だよね。

特別な力や才能などなくても、自分を癒すため、身近な人を癒すための魔女でいようと思う。

特に何もしていないけど、いつもなんだかラッキーな人。

なんもしなくても全部周りがたまたま用意してくれて、スルスルと上手く行く人。

特にすごいことを言ってないけど、なんか人に呼ばれる人。

それもある意味魔女の魅力なのかもしれない。

私は自ら動いてたくさんの人を癒す魔女でいたい。


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