現役コンサルタントが語るコンサル事情① ~入社難易度~

就活生、転職活動されている方向けに、コンサル事情について書いていきたいと思います。

とその前に、簡単に自己紹介を。現在は私は某外資系コンサルティングファームに勤務しており、実は2社目。(コンサル⇒コンサル転職)主にやってきたことは①戦略②M&A③業務改革④システム導入などです。(結構いろいろやりましたね。。)

現在コンサル業界はかなりの”バブル”に見舞われており、正直かなり敷居が低くなっている状態です。
理由としては、業界全体にみられる”ソリューションの多様化”が挙げられます。以前のコンサルティングファームはクライアントのCEOや経営企画向けに行う”戦略コンサルティング”や、現場のオペレーション改善等を行う”業務コンサル”などが主流でしたが、その後システム導入を行う”ITコンサル”、顧客の業務効率化の一環として業務を丸っと受け入れる”アウトソーシング”、近年のデジタル化の流れ(AI、RPA、ブロックチェーン等)に対してデジタル戦略を描く”デジタルコンサルティング”等、売れるプロダクトを作るための”デザインコンサル”等、幅広い領域でコンサルティングの需要が増えています。
ソリューションの幅が広がれば、規模もある程度拡大が必要ですし、人材の多様性も必要となります。

と、ここまでは表向き・正論の話です。ここからが現場から見た話。

結論から言えば、クライアント側からみたコンサルの敷居が低くなっており、特に若いコンサルタントを、クライアントの”手貸し”として派遣業さながらの送り方をするということも往々にして増えています。
以前のコンサルティングに求められた、仮設の実証やロジカルシンキングは以前ほど求められず、単純な規模・頭数が重要視されいています。

よって以前のようなコンサルティングとしてしかるべき案件に携わりたい人は、現在のコンサルティングファームでは時には肩透かしのようなプロジェクトも多く、リスクが伴うというのが筆者の考えです。

次回はコンサルの個別の領域、及びそれに求められる能力について書いていきます。



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