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(うとQ世話しお知らせ 11/6「原稿用紙3枚以内掌編小説シリーズ79「帯短襷長、何でも活かせ」発売)

2022/10/26-3
(うとQ世話しお知らせ 11/6「原稿用紙3枚以内掌編小説シリーズ79「帯短襷長、何でも活かせ」発売)
●案内文(本文、序からの引用) 
「芭蕉の俳句が手本。このコンセプトを活かし、今少しガイド的な言葉添えをした新しい表現形式が出来ないものか?」
で、今回からその訓練がてらに掌編小説を原稿箋3枚以内で書き表すトライアルを始める事に致しました。
 
●2022/10/26-3本日のオマケ記事
2022/10/26-4
(オマケの英語教室 Tasuki)
本編の中に出てきます「帯に短し襷に長し」と言う言葉、意味としては「中途半端」という事かと存じますが、是をそのまま直訳英語にするとどうなりますでしょう。
It`s (a)too short for belt and too long for tasuki
になるかと思います。
「えぇ?襷がTasukiなんてローマ字書いただけじゃないのよ。何空とぼけてんの、このタコオヤジは」
と当シリーズに出てくる息子役君なら、まず間違いなくそう申すでしょう。
しかしどうしても英訳出来ない日本語と言うのが存在致します。
正確には「短く端的な言葉では訳す事が出来ない」です。
ずらずらと長い説明的な文章なら可能ですが、一語で訳す事の出来ない日本語、
例えば、古くは我が国固有の料理sushi、sukiyaki、tempuraに始まって、他には主にスポーツのjudo、waza-ari、ekiden、そして実は駅伝で使われるtasukiも、なのです。
意外なところではmottai(or e)naiもそうです。我が国では余りにもよく使われている「勿体ない」が外国語訳出来ない事を知った時、是は自分にも将に「意外」でした。
話を元に戻しましょう。
実は上記の英訳文を書きながらまだ違和感を覚える処が別にありました。
それは「帯」を「belt」と訳した処です。
英語のbeltと言うとどうしても洋服用革製のベルトを思い浮かべてしまうからです。
しかしbelt from fabric(布製ベルト)とするとこれまた何か妙な気もします。和服用ではなく洋服用の布製だけれどファッショナブルなベルトを思い浮かべてしまうからです。
英語を日本語にするのは(気分的には)それほど難しくはないのですが、日本語を英訳しようと(まともに考え始めると)結構難儀を感じてしまいます。
むしろ冒頭で述べた意味である「中途半端」を英訳した方が遥かに楽な気がします。
自分はそのジャストな単語を知りませんので
It`s like a little bit still not enough (yet)and a little bit too much (or more over), also
直訳しますと
ちょっと未だ十分じゃなくてちょっと余計でもある様なもの
と言った処でしょうか。
難しいんですよ、英語じゃなくて、日本語の方が。
 
(補足)addition
「帯に短し襷に長し」を最大限端折って「その状態にだけ着目する手を使う」とすると
It`s not Just
或いは
What not just
ジャストじゃない(下は、ジャストじゃない処のもの)
にするのは有りかもしれません。
 
(補足の補足)addition tip on addition
中学で疑問詞ではないwhatの訳を「処のもの」と習いましたが、よくもまぁこんな言葉、考えついたものだと、50年近くたった今、改めて当て付がてら「愕然的に驚愕」しておる次第で御座います。
 
(補足の補足で補足)additional tips on, on addition
本編では俳句では短すぎると書き、こちらでは逆に格言と和文英訳が長すぎるとまるで正反対の事を書く事態になっておりますが、これも日本語の世界に比類なき表現形式の多様性故の様な気もしております。兎に角日本語は「一筋縄では行かない」事を痛感しております。

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