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嫌いにならないでトマト

今年の夏はトマト味のものばかり食べている。生で食べるトマトはそれほど好きじゃないんだけど、なにかの肉のトマトシチューとか、なにかの肉かなにかの魚とトマトのオーブン焼きとかをつくりまくっている。
たいていの場合、玉ねぎも混入される。トマトと玉ねぎを組み合わせて加熱したものは間違いがない。両者にはなんちゃらっていううまみ成分があるらしいので。
トマトばっかり食べて夏が終わったころにトマトが嫌いになっていませんように。

20数年前の夏にトルコに行ったときもトマトづくしにあった。トルコの地域にもよると思うけど、わたしが訪れたいくつかの場所の料理にはたいていトマトが入っていた。
2週間ほどの旅で、後半になるとトマトはもういいわ〜という感じになっていた。そのくせ、帰国する日の最後の食事は名残惜しむかのように、トマトメインの料理を頼み、飽きたねー、でもこれが最後だからねーと友だちと言い合いながら食べた。
トマト山盛りの写真があったはずだけど捨てちゃったかな(デジカメなんてまだ一般的じゃなかったのでね)。キャベツの右上にトマトの箱がちらっと見える。現地のマーケットでは玉ねぎなど野菜はなにもかも山盛りだった。

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話は今の日常に戻る。
最近つくったトマト系でおいしかったのはメカジキカレー。こちらからアイデアをもらった。メカジキはオーブンで焼き、カレーは、今年買って一番よかったものであるシャープさんのホットクックでつくった。水は入れない。

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肉系のトマトシチューは醤油を入れるとおいしいことを発見した。野菜の重さの0.6%の塩、お肉の3.5%の醤油、といった割合で味付けるのがいい感じだと思う。こちらも無水。

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こちらの動画を参考に塩サバトマトソースそうめんは、カッペリーニよりのどごしがよくて暑いときには食べやすい。トマトソースにも醤油をひとったらしするとおいしい。

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これはトマトというかケチャップだけど、ホットクックでナポリタンができるというので、半信半疑でやってみたら楽チンでフライパンでつくるよりおいしくて、外でナポを食べることが減った。アルデンテは無理だけど(生パスタっぽくなる)、まあナポだから。
ちなみにソーセージやハムよりも安い豚こまでつくるほうがわたしは好み。あとマヨネーズをちょっと入れるとコクが出る。

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トマトなど具材からうま味が出るし、水は使わないか最低限にするのでスープの素的なものは入れていない。
土井善晴先生が(ちゃんとした味噌であれば)味噌汁に出汁なんていらんと言ってるけど、まだ多くのレシピには顆粒スープなどが書かれている。作り手の技量や味の好みに左右されないように、最低限の味の保証や汎用性を確保しておこうという配慮なのかもしれない。
とは言え、自分でつくったものをおいしいと思ってるのは自分だけかもしれないという疑惑も拭えないので、ほんとうはそういうものを入れたほうがおいしいのかもしれないけど。

トマトは桃太郎のような大きなものよりも、大玉とミニトマトの中間くらいのが加熱するときはおいしいように思う。
最近はイタリアのトマト缶に使われてるような細長いトマトも日本で栽培されているらしく、スーパーで売っている。

トマトと便利なツール、あと家にいる時間が長いおかげで自炊することが増えたし、あまり苦にならなくなった。でも冬になったらあんまり食べなくなるような気がするなトマト。

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