繰り返されるパターンに何を見る
時代を観察すると、似たパターンを発見することがある。
元号が変化するときは、時代の変わり目が現れやすい、という話を聞いた
平成のはじめにバブルがはじけ、
令和のはじめにコロナが襲う。
加えて、少し前の激動のころをたどって見ると安政がすごい。
この頃は、政治的にも災害的にも激動だったのですね。
~安政のころの災害史(かっこ内は死者数推計)~
安政元年 1854
<ペリー来航、日米和親、日露和親条約>
安政東海地震(約3000人)、安政南海地震(約1万人)
安政2年 1855
安政江戸地震(約1万人)
安政3年 1856
江戸台風水害(約2万人)、高潮(約1万人)
安政4年 1857
インフルエンザ流行(約2万人)
安政5年 1858
<日米修好通商条約、安政の大獄>
コレラ流行(約1万人)
安政6年 1859
江戸大火、 はしか流行(約7000人)
※雑誌「致知」 2020 5月号 より抜粋
わずか6年の間に災害と感染症が
立て続けに発生しています。
インフルやコレラは、
開国による持ち込みが原因のようです。
賢者は歴史に学ぶ、というけど、こういう過去のパターンを見たら、何を学ぶんだろう。時代は繰り返されるから耐えようぜ、ってなるだろうか。
「陰陽影あれば光あり」か、「禍福はあざなえる縄のごとし」か、今の流れが過ぎるのを冷静に纏う、となるだろうか。
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