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黒色って恐ろしい

この記事は前回の記事の続きになります。まだの方はどうぞ。


黒から金へ

無事ドンキから帰ってきた私は、まず部分的に黒くなった髪をお風呂で洗って金髪に戻る必要がありました。しかも黒染めカラー剤には乾いた髪に使うようにとの指示が書いてあったので、まずは一回髪を洗って乾かさないといけないわけです。

というわけで頭にシャンプーをつけてみると、瞬く間に泡が黒と化していきます。イメージとしては泡全体が染まっているというより黒の固体が泡の中にところどころ見えるイメージ。

一方でなんだか黒の絵の具を持っているようなねばねばした嫌な感覚もあったので不安に思い鏡を見てみると、顔と手、それに周りが黒く染まっていました。それも灰のついた手で顔を触った子供のような、言い方が適切かわかりませんがいつぞやの資料映像で見た戦時中の子供のような、そんな感じです。ここまでひどく黒く汚れたのは、毛先まで染めようと私が執拗に前髪にスプレーしてしまったからかもしれません。

もちろんシャンプーで流せば綺麗に黒色が落ちるのですが、シャワーヘッドや蛇口など至る所に黒色がついてしまい風呂場は大混乱。一人スプラトゥーンをやってるのかと思いました。まあそんなこんなでもう黒のスプレーは使うまいと心に決めつつ、なんとか黒色をおおかた落とし切った私は髪を乾かしてスタートラインに立ちました。
ついに黒染めのターンが始まります。

金から黒へ

外箱を開けると不穏な文字が。
「使用の2日前にパッチテストを行ってください」
明日までに染まっていないといけないわけですから当然パッチテストは断念。本当はいけないんですが、2日以上経った今でも特にアレルギー反応は出ていないので大丈夫ということにしておきます。

1剤と2剤を混ぜるというねるねるねるねみたいな工程を経て、ファミレスの各テーブルに置いてある円錐状の細い口からマヨネーズが出てくるやつみたいな容器に入ったやや灰色っぽく染まった液を髪に塗っていきます。若干の痛みはありますがブリーチほどではなく、また手で広げていくと髪が自然に黒くなっていきます。髪の後ろの部分は見えませんから感覚で塗りたくって、10分放置して色素を馴染ませました。
ふと下を見ると洗面台が紫に変色していました。急いで石鹸で擦りましたが色素が定着していて落ちません。思いきりやらかしてしまったわけです。

それでもクヨクヨしている暇はありませんから、風呂場に入って今度は流す工程に入ります。泡を少ししかつけていないのに、黒染め剤の力によって泡が何倍にも膨れ上がりました。さっきまで色付きのシャンプーを髪につけていたんじゃないかと錯覚するくらいでした。泡が一向におさまらないので3回ほど十分に髪を洗うと、やや紫がかった真っ黒な髪に大変身。もみ上げと襟足は案の定少し染めが足りなかったようで若干金色味が残っていましたが、翌日のバイトで誰にも指摘されなかったのを鑑みると、まあ大勢に影響はないみたいでした。

黒染めをしてみて思ったこと

タイトルにもある通り、やっぱり黒色って恐ろしいな、と。今回意図せず2種類の黒染め剤と相見えたわけですが、どちらも厄介でした。いろんなところをどろんこにするやつ、綺麗に落ちるけど色素が定着すると落ちなくなるやつ。

今回の一件で黒色の気難しさが痛いほど身に沁みました。もうじき就活が始まるので大胆な染髪は難しくなるかもしれませんが、今後黒髪に戻すときは美容院でちゃんと然るべき施術を受けた方がいいですね。

それではこのへんで。

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