見出し画像

週末に見たテレビと、自分のこと

先週末、割といっぱいテレビを見たような気がします。

土曜日には、金曜ロードショーでやっていた「風の谷のナウシカ」を録画で見ました。遠い未来の "腐海" と呼ばれる死の森が存在する時代に、ナウシカが世界を救おうと努力するお話です。もう40年以上も前の映画ですが、映像もなかなか綺麗でいまだに非常に人気がある作品だと思います。

日曜日には関西ローカルでやっていたABCお笑いグランプリを見ました。偶然知ったのでオープニングはあまり見られませんでしたが、リアルタイムで爆笑させてもらいました。特に漫才が好きなので、ファイナルラウンドに進んだ3組が全部漫才師だったのはかなり嬉しかったですね。

この2つから、少し思ったことがあるのでお話ししましょう。
自分は、圧倒的に「お笑い派」なんだな、と。
みなさんはどうですか?

映画派とお笑い派とは?

この2つの言葉はまさに今私が作った新語です。とりあえずそれぞれどんな概念なのか説明していきます。

映画派の人は、比較的長い時間をかけてストーリーを作り上げていくタイプのエンターテインメントを好みます。映画の他には連続もののドラマだったり、長編小説などがありますかね。

お笑い派の人は、短時間で鮮やかに終わるタイプのエンターテインメントを好みます。お笑いの他には新聞の記事や俳句・短歌などですかね。

作品を上の2つにカテゴライズすると、私は確実に後者をより好み触れてきたわけです。思えば毎日上げているこのような記事も、1,000字程度の短い文章ですから後者に属するものですよね。

その理由を考えてみる

私が「お笑い派」である理由は簡単。長すぎると話の内容を覚えていられないからです。

つい最近まで、私は見た映画のストーリーを他人に話すことができないタイプの人間でした。映画を場面の集合体としてしか見ておらず、そこに連関性を見出して頭の中で繋げることをしないため、見ているその時は楽しくても時間が経つとすぐに忘れてしまうのです。私の父もそうらしいので、同じタイプの人も少なからずいると思います。

その点お笑いは短時間で終わりますから、全体の流れをなんとなく暗記することができてしまうわけです。こういう理由で私はお笑いをすごく気に入ったようです。

とはいえ覚えていないのは悪いことばかりでもありません。同じ作品を何回見ても (何度も見たら流石に覚えてくるかもしれないけど)、初めて見た時のような感動や興奮を感じることができるんです。これは覚えていないからこその強みです。あまり威張れるようなことじゃないけど。

最近の変化

そんな私も最近、ようやく映画を見られるようになってきた気がします。

週末の話に戻りましょう。「風の谷のナウシカ」を見ている時、私はストーリーを頭の中で反芻して組み立てるように心がけました。すると話の全体像がくっきりと見えてきて、本当の意味で「映画を楽しんでいる」感覚に、ほとんど初めてなることができたように感じたのです。

「この映画は名作」とか「ここの伏線が…」という誰かの発言にピンとくることが少なかった私でしたが、ようやく同じ土俵に立たせてもらったような気がしてまた一段階エンタメが面白くなりました。人生まだまだ勉強です。


ちなみにお笑い派の全員が私のような人間だと言いたいわけではないですよ。私だけがとにかく低俗なもので。
普通の人はお笑いの楽しさも映画の楽しさも両方理解した上で、どちらか好きな方を選択している積極的な選択を下すのに対して、私は映画の楽しさを理解できないからお笑いを選ぶという消極的な選択をするしかなかったわけですから。

私が言うのは烏滸がましいですが、どちらも甲乙つけ難い面白さです。どちらが優れているとかそういう話はあまりしたくないのでこれくらいにします。

スキ、フォロー、コメントなどお待ちしてます。
それではこのへんで。

#最近の学び

この記事が参加している募集

最近の学び

サポ、サポ、サポート。 ササササポート。 サポートお願いします。