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初対面

彼との初対面の日

私はものすごくドキドキしていた
服装変じゃないかな
メイク崩れてないかな
ちゃんと笑顔つくれるかな
どんな人かな
会ってみたら違ったって思われないかな

約束の時間が近づくにつれて心臓の音が
どんどん大きくなる

彼から「銀行の前にいます」と連絡がきた

ついに、会うんだ

一歩ずつその場所に近づいていくと
1人の男性と目が合った

すぐに駆け寄ってくれて
声をかけてくれた

彼の顔を見たらものすごく安心した
あぁこの人で良かった
見た目はとてもタイプで
雰囲気と話し方はLINEの時と変わらない
優しい空気感

お店を予約してくれていて
女性が好きそうなお店だった
前にも一度来たことがあったらしい
ちゃんと考えてくれて嬉しかった

お互いどんな生活をしていて
どんな育ちで
好きなものは何か
色んな話をした

人見知りとは聞いていたけど
私が聞いたらちゃんと答えてくれるし
私のことも聞いてくれて
会話が弾んだ
ずっと敬語だったけどそこはやっぱり彼の
人見知りなところと人の良さが出ていて
とても好感度があがった

帰り道、改札まで送ってくれて
最後に「また会いませんか」と言ってくれた
私は「はい、是非会いたいです」とすぐに答えた

この瞬間、お互いが惹かれ合っているなと感じたし
私が少し進んでから振り向いた時に
見守るようにまだ居てくれたのが
温かい気持ちになった

その後、2回ほど食事をして
合っていない間は連絡を取り合う関係だった
彼は仕事が忙しく寮生活なので
時間に縛られることが多い
私はシフト制で毎日バラバラの生活

連絡も必ず毎日ではなかったけど
それが私にとってはとても楽だった
返さなきゃって思わなくていいし
自分の時間と友達との時間彼との時間が
いい具合にとれていて
居心地が良かった

彼とやりとりをしていく中で
もっと彼と一緒になれたらいいなと思い始めた
こんなに理想的な人と出会えるなんて
マッチングアプリすごいなと思った
これが運命ってやつなのかも
そう思い始めた。

<次回、告白 彼とのはじまりの日のことを話します>

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