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オタクなりの気遣いのつもりが、逆に説教された話

先日現場で少し腑に落ちないことがあった。

私は現場で購入したトレーディング商品(6グループのメンバーの中からランダムでメンバー1人のグッズが封入)を購入し、グッズを広げている人たちの側で開封をしていた。

基本的に箱推しの私は、極端なグループの偏りやメンバーの被りさえ無ければ交換は探さずその日のご縁として持ち帰る。
しかし、その日出演予定のなかったグループメンバーが出たため、せっかくなら今日出演するメンバーがいいなと思い、軽く周りを見渡した。

恐らくトレードに慣れている歴戦の先輩方が話し掛けてくれた。
誰探してるの?」
「aちゃんを持ってるんですけど、BかCのグループメンバー誰かと交換してくれる人を探していて…」

私の意図としては、絶対交換を見つけたかったわけではなく、aちゃんを求めている方がいて、かつBかCグループのメンバーを譲りに出している人がいれば交換したい程度の気持ちだった。

「誰かって言われるのが1番困るんだよね、誰が欲しいって言ってくれないと」
周りの歴戦の先輩方も皆一様に頷く。
「そうなんですね、BかCのグループの子なら誰でも良いんですけど…aちゃんを求めてないなら大丈夫です」
「この子が欲しいって言ってくれたらこっちも出せるかもしれないから、誰か具体的に言わないと見つからないよ」「aちゃんは手札としても弱いから別にいらないかな」
周りの歴戦の先輩方も皆一様に頷く。

要するに、歴戦の先輩方は交換のためにかなりの個数トレーディング商品を購入しており、余った(いらないけどキープ、だろうか)メンバーがより高レートの子と交換できるならしてくれるということのようであった。

確かに私の抽象的な問い掛けは、交換という場においては不適切であったかもしれない。
しかし私はaちゃんが好きな方にお譲りできれば、と言う想いで交換を探していた。なのでaちゃんに興味がない人とやり取りをする必要性は無い。
何故興味のないメンバーのグッズを交換の駒の一つとしか思っていない人間に説教されなければならないのか。

全く理解ができなかった。が、
「そうなんですね、今度からそうします」と答えて立ち去った。

歴戦の先輩方に「dちゃんを探しています」と返して交換の検討をしてもらっても良かったが、その日のご縁でトレーディンググッズを求めているので絶対推しに交換したいわけでもない。何より上記のような価値観でグッズを広げている人たちに加担したくもなかった。

その後も心の中で(勝手に付加価値をつけてメンバーを品定めするその行為のほうがメンバーに失礼ではないか。推しに優劣付けるなよ…)とモヤモヤした。

結局SNSで交換はすぐに見つかった。
余計なとこに顔を出さなければ良かったと思った。

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